バイオハザード レクイエムのファイル集


レンウッド観光ガイド


ようこそ!
歴史感じる美しい街レンウッドへ

古き良き時代を思わせる通りには、
お洒落なギャラリーや、
レストランが立ち並びます。

ノスタルジーに浸りながら
散策してみてはいかがでしょう?




変死事件の調査報告書






報告者 FBI特別捜査官 カイル・エイムズ











2026年9月28日午後11時20分ごろアメリカ中西部
レンウッドの廃ホテルで男性1名の遺体を発見。











遺体はトイレに放置され、死後数日が経過していた。











この事件以前にも、アメリカ全土で同様の変死事件が
相次いで報告されている。










H・ラミレス(59):ストーン・ヴィル病院で死亡
E・ウィルキンス(51):ディンバーホテルで死亡










K・ホワイト(67):グリーンオークの自宅で死亡
M・ウォーレン(90):ナイトバレー介護施設で死亡










また身元が判明している者は皆
ラクーン事件の生還者だったことがわかっている。











すべての遺体は全身に黒いアザが浮き出ていた。








ホテルのパンフレット




当ホテルは1928年の開業以来、一世紀近くにわたり
多くのお客様をもてなしてきました。
この街と共に歩んできた歴史と格式高い伝統が、
あなたをお出迎えいたします。






閉館のお知らせ
従業員各位

平素より当社の業務にご尽力いただき、
誠にありがとうございます。

先日、当ホテルで発生した事件を受けまして
経営陣一同、世間への信頼回復に努めて参りました。

誠に遺憾ながら営業再開の目処が立たず、
閉業する運びとなりました事をお知らせいたします。

突然のご案内となり誠に申し訳ございませんが、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。


アリッサの手帳



2018.10.17

仕事も落ち着き、明後日からは新しい街へ。
どこでも働けるフリーライターで良かったけれど
グレースのことだけは心配だ。
引っ越し続きでちゃんと友達も作れずにいる。
せめて次の街では、少しゆっくりしたい。







2018.10.18

取材後に寄ったカフェでフードの男と目があった。
ずっと見られていた気がする。
心配しすぎだろうか。







2018.10.19

昨日の男をまた見かけた。やっぱりつけられている。
着いたばかりだが、この街はすぐに離れた方が
いいかもしれない。
大切な娘だけは、何としても守る。





ヴィクター・ギデオン調査資料




■報告者
DSO調査チーム アンドリュー・ヒューズ

■調査対象
氏名:ヴィクター・ギデオン
年齢:54歳
性別:男性
国籍:アメリカ合衆国







ヴィクター・ギデオンという人物について
分かっている情報はごくわずかだ。
確かなのは、かつてアンブレラ社に所属し
t-ウィルスの研究に携わっていたということだけ。

ラクーン事件後、アンブレラ裁判の参考人として
司法当局が行方を追ったが、消息は掴めなかった。






そのヴィクターの所在が、ここに来て判明した。
彼はローデスヒル療養所という
会員制高級クリニックの代表を務めていたのだ。

ローデスヒルは極めて機密性の高い情報を扱う
研究施設でもあり、長らく捜査の目を逃れていた。







メモ:
しかも、このローデスヒル療養所の元の所有者は
……スペンサー記念財団。
これで潔白だったら、逆に驚きだ。






経過記録




22:03 採血開始
22:05 脈拍確認、異常なし
22:11 デキサフィル投与
22:18 容体安定、検体を精密検査へ






段ボール箱の張り紙


スタッフ各位

下記の通り中身を整理し、移動させました

-ドライバーはスタッフルームの工具箱へ
-裁縫道具は

(以降は文字が滲んで読むことができない)




療養所のパンフレット

所長:
ヴィクター・ギデオン
「医学で人生を変容させる」

理事長:ミッチェル・ベネット
主任:アンソニー・リチャードソン
警備長:ルーク・クラーク

「月の尊厳・太陽の信頼・星の静穏
わたしたちはパートナー」



ホワイトボードの殴り書き



この先の投薬室へは
担当職員以外の一切の入室を禁じる

「異変」を感知したら、主任へ即時連絡を

緊急時のた――





折りたたまれたメモ



今すぐ逃げ出したいけど外への扉は閉まっていた
クォーツを取り出していただくよう
理事長にお願いしないと……

また悲鳴が聞こえた
今も職員が殺し合っている
いったい何が起きてるの?





理事長の手帳






"月""太陽""星""月"








マネージャー宛てのメールの写し


件名:職員の人事異動の件
差出人:ミッチェル・ベネット

先月のディナーミーティングに出席していた
新参者の彼だが見込みがある
権限を一段階引き上げて「例の研究」に従事させろ

あわせて現責任者の抜血処分も進めるように




理事長へ



そろそろDSOが療養所に到着するだろう。

23:30にはコード6を発令することにした。
目的を達した今、ここはもう不要だ。

V





血液と物質の合成物について





この療養所用にと主任が特注で依頼した
採血キットがようやく届いた

正直なところ眉唾物だと思っていたが
一度使ってみて驚嘆した








あれだけ苦労していた感染者の血液と物質の結合が
容易にできてしまったではないか!

これで血液研究の効率化が図れる
さらなる変異パターンの分析を急ぐ






金庫の交換について

各位

耐用年数を経過したため
以下の金庫の交換を行います。

・東館1階 待合室
・西館2階 バーラウンジ
・東館1階 ■■■■(かすれて読めない)

※残り1台も交換予定です



主任の伝言


秘書へ

パズルボックスの鍵を紛失した
理事長たちに知られるとマズいことになる

すまないが来週の会合までに内密に探しておいてくれ
万が一見つからない場合はカンファレンス室にある
金属溶解液
で溶かすことも念頭に動いてほしい




主任室の写真@
※本文はなく、写真のみ。

主任室の写真A






"人工臓器移植実験のチームを発足"








主任室の写真B






"ミッチェル・ベネットと理事長室にて"








検査室の金庫番号



全体連絡にあった通り、
23:30までに金庫の中身の回収をお願いします

→30 ←10 →50

※時間を過ぎても回収されなかった場合は
 管理担当者によって処分されます



※難易度Insanityだと「←50 →30 ←90」になる。

急性期患者のカルテ



対象:マーティン・L・ケイス
症状:聴覚過敏

ジプレバール錠の過剰投与実験後、
幻聴あり、攻撃性はコントロール不良。
大きな物音が聞こえた時の粗暴な行動が目立つ。






対象:エイリーン・ジマーソン
症状:歌唱・徘徊

一部脳神経の切除により、
演技性パーソナリティ症に似た症状を確認。
歌唱しながら療養所内の徘徊を繰り返す。






対象:セリーナ・コーリー
症状:歌唱・徘徊

ジマーソンよりも症状が顕著。
彼女に対抗意識があるのか、よく管理棟の
バーラウンジで、歌手になりきって歌っている。





臓器輸送ケースの強制解除手順
※本文はなく、イラストのみ。

スペンサー文書T





我が師・スペンサーの研究論文

ヴィクター・ギデオン








「変異型t-ウィルス」

これはt-ウィルスを用いて記憶・意志を
コントロールする理論である。

人類を導く道標となる。
ここにそれを記す。





変異を繰り返したt-ウィルスは
稀に感染者の体内でトリガー酵素の
異常反応を引き起こす。

感染によって血液が変化する。

t-ウィルスの変異株は世界を席巻し
根絶は不可能となるだろう。




変異型t-ウィルスの感染者は
生前の習慣や特性を色濃く引き継ぐ。

血液の変容。

人類を変革させる鍵はそこにあったのだ。

(続きはここで途絶えている)




ヴィクターの手記


2004/11/30

師はついに研究を成就させた。

あの赤ん坊……
あの子こそが最後のピースとなるはずだ。

赤ん坊のデータが欲しい。
そうすれば私も師に近づける。





2004/12/8

組織が私に資料を手渡してきた。
あの赤ん坊の検診記録だった。

十分ではないが、遺伝子情報はわかる。
これでなんとかするしかない。





工事のお知らせ



10/21〜10/28

老朽化に伴い工事を実施いたします
搬入物や重機によって危険が生じますので
期間中はガレージへの立ち入りを
終日禁止とさせていただきます





バーラウンジの金庫番号




先日は本当に助かった
礼と言ってはなんだが金庫の中身は
好きにしてくれて構わないよ

←10 →80 ←30




※難易度Insanityだと「→20 ←50 →30」になる。

素行調査記録


調査対象者:グレース・アッシュクロフト
調査期間:2026年9月10日〜2026年9月16日
調査担当:M・D・バーディ(RGT探偵社)

■調査概要
・対象者はFBI中西部支局に勤務
・職場近くのアパートに一人住まい
・帰宅は概ね深夜。日をまたぐことも多い
・休日はほぼ外出なく、他者との接触も確認できず





■所見
対象者の行動範囲がFBI中西部支局圏内に
集中しており、これ以上接近するのは困難。
接触を狙うなら、遠方への外出時などが望ましい。

※詳細報告書、及び写真数点を後日送付予定。





処理班からの報告書


任務:証拠の隠滅
報告日時:2018/10/20 AM6:42

本日AM1:30過ぎ、レンウッドホテルにて
ターゲットの回収任務が実施された。

その後、我々処理班が現場を引き継ぎ
証拠隠滅に着手。




ホテルの目撃者は、首を掻き切って皆殺しにした。

送り込んだ刺客の死体も焼却処分してある。
火災が起きていたのは都合が良かった。
木を隠すなら森の中だ。

この件は異常者による放火殺人でカタがつくだろう。
我々につながる証拠は何もない。




感染者の二次変異について


変異型t-ウィルスに感染した患者の死体で
体組織が再生し、狂暴化する事例が相次いでいる。

頭部で肥大化した腫瘍を調べた結果、血液から
急激なUFパターンの赤血球変化を観測。
これも変異型ウィルス感染の副次効果と見られる。

我々はこの二次変異体を「ブリスターヘッド
と呼ぶことにした。




また、ごく稀に腫瘍が頭部だけでなく
全身を覆うように広がる事例も見られた。

この個体は、破れた腫瘍から飛び出る体液によって
他の感染者を二次変異させることがわかっている。

二次変異を防ぐには、破血剤を使うなどして
頭部を完全に破壊するしかない。
感染者の死体処理には十分注意しろ。




看護ノート




9月3日

ドクターの指示により、今日から患者171号の
経過観察を手伝うことになった。
表情のない不気味な子だ。あまり気が進まない。







9月10日

171号は目が見えない。
あらゆることにサポートが必要だ。
かわいそうに思ってちょっと頭を撫でてあげたけど
相変わらず無反応だった。
つまらない子。早く帰ってシャワーを浴びたい。






9月24日

今日はどういうわけか警備長が同席した。
171号に血液がどうとか、2、3質問していた。
小さな子供にわかるわけもない。
変な人だ。





摂食症患者のカルテ



対象:トーマス・K・ジャクソン
症状:過食・異食

満腹中枢の刺激を抑える外科処置後、
食事量・体重共に急激な増加傾向が見られる。
輸液ポンプやペースメーカーなど目につく物であれば
何でも口に運ぶ異食症状あり。






対象:ティモシー・B・ジャクソン
症状:過食・異食

兄と同様の症状、とりわけ人肉に対する異常な執着。
常に何かを食べていないと狂ったように暴れるため
要警戒対象。





地下の金庫番号



警備長どの

ご指示通り例のものを金庫に入れ
人目につかない地下へと移動しておきました
解錠の際は以下の通りに

→60 ←40 →80



※難易度Insanityだと「←70 →50 ←20」になる。

掃除係の走り書き



おいおい
またお前パントリーの鍵を無くしたらしいな
料理長カンカンに怒ってたぞ

俺が見つけて料理長に返しておいたから
後でこってり絞られてこいよ!





ラクーンシティについての特別要請


宛先:大統領首席補佐官■■■■■■■■■
発信元:■■■■■■
機密等級:LEVEL9 TOP SECRET

ラクーンシティでは■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■。
エルピスのために■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■せよ。


※↑は製品版。↓は東京ゲームショー2025デモにおいてのもの。



宛先:大統領首席補佐官■■■■■■■■■
発信元:■■■■■■
機密等級:LEVEL9 TOP SECRET

ラクーンシティ■■■■■■■■■■■■■いる。
■あちら側に■■■■■■リーク■■■■■■■■
エル■■のため■■■■■真実■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■コル■■■■■■のだ。




ラクーンシンドロームに関するレポート


本レポートでは、t-ウィルス遅発性致死性症候群
(略称:ラクーンシンドローム)について
現状の研究経過を報告する。

ラクーンシンドロームは、体内に残留していた
t-ウィルスが時間をかけて変性、発症する病である。
有効な治療法は見つかっておらず、発症すれば
確実に死亡する。



ラクーンシンドロームは以下の過程で進行する。

ステージ0:休眠期
体内に入ったウィルスが抗体によって一時休眠。
その間の不完全な抑制がトリガーとなり
時間をかけて抗体への耐性を獲得する。

ステージ1:発現期
ウィルスが活性化し、体の一部に黒いアザが発現。
全身の倦怠感や咳などの軽い症状が出る。


ステージ2:進行期
黒いアザがさらに広がり、発現部位に
しびれなどの症状が出る。
アザは内臓にも浸食。稀に吐血を引き起こす。

ステージ3:終末期
黒いアザが色濃くなり、体全体に広がる。
全身の痛みと強烈な倦怠感とで活動は困難となり
吐血が止まらなくなる。
終末期に入った患者は、1〜2時間程度で死亡する。



職員の遺書


くそ……奴の排除作戦は失敗だ

同僚はみんな死んだ
生き残ったのは俺だけか?
明るいところを探して逃げてきたが限界だ……

生きたまま喰われた同僚の姿が頭から離れない
もうこの悪夢を終わらせてくれ




「The Girl」排除作戦


職員各位

地下を占拠中の「The Girl」を追い込むため
対象が嫌う紫外線を発する電灯
区画全域に配備します。

完了し次第、対象の排除作戦を開始します。
各自武器の準備をお願いします。




牢屋扉の開錠について



ジョイントプラグ3つを揃えて左のレバーを倒す
牢屋の扉を開錠できる
ジョイントプラグは各エリアへの電力供給に使用中

地図の印の位置が現在の設置場所だ
外すと電力が途絶えて停電するから注意しろ





技術担当の書き置き


ボイラー室の機材修理のため
しばらく工具箱をお借りします。

研究所に送られる血液の品質が落ちているようです。
急ぎ対応するよう、上から通達がありました。

分離プロセスの異常が原因なので
メンテナンスを行います。




監視員の報告書



先日提供された12名は、感染を確認後
処理場にて「血」にしました。

売買ルートからの被験体提供が増加傾向にあるため
回転数を増加中です。

本日の追加分もすでに処理を始めています。





来客記録簿



2026/9/14 17:10-18:35

来訪者:Z
要件:プロジェクト進捗レビュー
訪問先:ヴィクター・ギデオン所長
備考:被験体の経過確認、前期研究成果の共有





研究の成果報告について


先日のプレゼンテーションはご苦労だった。
実験がフェーズ4に移行したことは喜ばしい。
だが未だ我々が望む成果にはほど遠い。

療養所ができてから既に20年以上経過している。
明確な結果が必要だ。

念のため、封鎖解除は2040年まで延期を要請した。
それまでに何としてもエルピスを解放する。




スペンサー文書U

「記憶転移」

優れた先導者の記憶・意思を
伝承させることが必要だ。

ショウジョウバエのように
親の記憶が子へと受け継がれる。
臓器移植ドナーの記憶がレシピエントに移る。

この因子は何なのか。


記憶を媒介したもの。

――それは血液だった。

血液には様々な細胞があり
その中には記憶に関わる細胞も含まれている。

t-ウィルスを使えば血液因子をコントロールできる。

先駆者の意志を伝承することができるのだ。




しかし変異型t-ウィルスの毒性に
耐えられる者が必要だ。
知性を保ったまま伝承できる人類が必要なのだ。

オズウェル・E・スペンサー





170号への接種記録




感染者115人、血量524.3リットルから
2.3ミリリットルを抽出しました。

マリーへ投与。
170号案件として登録。








肉体の強靭化傾向はみられたものの
目的は達せられず、精神異常を発症し逃走。

処分対象確定としました。




※感染者=黒い袋に入ってない遺体。

グレース・アッシュクロフトの検査報告
依頼されていた血液の精密検査結果です。
遺伝子情報はご指定のデータと完全に一致しました。

STRプロファイル:一致
SNPプロファイル:一致
HLA型:一致
mtDNAハプログループ:一致
SLC24A5:一致
CYP2D6:一致
ABCC11:一致
TAS2R38:一致
C = 4.2ly
※「ly」=「light year(光年)」→4.2光年といえば、太陽系に最も近い恒星の距離=【星】

電動式ハッチ マニュアル



天井ハッチの開閉操作は
資材格納庫外の開閉装置で行います。

【電力供給エラーが起きた場合の対処】
下層エリアにある3ヵ所の配電システムを再起動
ハッチへの電力供給を復旧します。
その後、開閉装置でハッチを動かしてください。





ラクーン事件のレポート

■ラクーンシティ
アメリカ中西部の豊かな自然に囲まれた街だった。
1990年台初めから半ばにかけて、製薬企業
アンブレラ社の出資で飛躍的な発展を遂げた。

だが1998年9月、アンブレラの地下研究所から
t-ウィルスが流出。大規模なパンデミックとなる。

10月1日、事態を重く見たアメリカ政府により
「滅菌作戦」が実行される。
ラクーンシティは壊滅し、今も封鎖されている。


■アンブレラ
オズウェル・E・スペンサーら3名が1968年に創業。

世界中に支社を持つ国際的な製薬企業として
知られていたが、裏ではt-ウィルスの開発を
始めとする違法な研究を行っていた。

しかし1998年に起きた「ラクーン事件」により
その悪事が白日の下にさらされる。
裁判の末、アンブレラは2004年に経営破綻した。


■オズウェル・E・スペンサー
アンブレラ創業者の1人であり総帥だった人物。
優れた経営手腕でアンブレラを大企業に成長させた。

だがその本性は、違法なウィルス研究を主導し
非人道的な実験を繰り返した悪魔のような存在だ。
強い選民思想を持ち、あらゆる犠牲をいとわない。
他の創業者仲間さえも、自ら葬ったと言われている。

アンブレラ倒産後の2006年、隠遁先の邸宅にて死亡。

※『年台』は原文ママ。

ラクーン事件当時の新聞



ただちに避難を!

全てのラクーン市民へ勧告する。
今すぐ避難せよ。可能なら町から出ろ。
それができないなら警察署か最寄りの公共施設、
なんでもいい、とにかく頑丈な建物に行け。
今、安全な場所にいるなら絶対に外には出るな。






これは我が社が発行するおそらく最後の新聞だ。
そして私はラクーン・タイムズ最後の記者だ。
読者諸君、今までありがとう。

繰り返しお願いする。逃げろ。外に出るな。
みんな、生き延びてくれ。





工兵部隊への指示



起爆装置の作成に必要なパーツは3つ

信号解析器:イーストポイント
分配器:ミッドポイント
継電器:ウェストポイント

至急取りに向かえ







残された時間は少ない
感染者との接敵を極力避けること
やむを得ず戦闘になる際は迅速に対処せよ

状況報告は30分ごとに行うように






バッテリーの保管場所について




各職員へ

故障などによりバッテリーが不足した場合は
下水施設またはアパート地下駐車場の設備室まで
取りに行くこと






補給物資目録




01コンテナ 医療用品・消耗品
02コンテナ 軍用車両・リペアキット
03コンテナ スナイパーライフル
04コンテナ スナイパーライフル用アタッチメント






工兵のメモ



中央キャンプの02コンテナからリペアキット
取ってきてほしい
輸送時に信号解析器が壊れてしまって使えない

俺は別の作業を任されてしまった
すまないがグレイブス、代わりに頼む





R.P.D.周辺調査メモ



周辺調査の結果、使える物資が残っていそうな場所を
ピックアップできた。

2Fオフィス:武器庫に何かある
裏手の鉄砲店:まだ使えるショットガンや弾薬
地下駐車場:先遣隊の残留物資、武器改造パーツ





極秘作戦



勇敢なる正義の味方諸君、準備はいいか?
作戦決行の日は近いぞ!

食料担当:ニール
ビールとピザの準備はいいか?
一応、コーラも用意しといてやってくれ。
酒がダメな奴かもしれないしな。






飾りつけ担当:エリオット
お前の芸術的センスを爆発させる時だ!
モールは星がついたやつにしてくれ。

プレゼント担当:スコット
当日、ロバートの店に受け取りに行くんだよな?
あれはバリーのおすすめだ。間違いない。






注意!
しつこいようだが、この新人歓迎パーティーの件は
署長には秘密にな。
初日を台無しにされたら、ケネディがかわいそうだ。

マービン





緊急事態対応記録




9月25日
市内で発生した大規模な暴動により、当警察署を
一時的な避難所とすることが決定した。
全署員は市民の受け入れと保護を最優先とする。







9月25日 追記
夜半、市民の一人が署員に襲いかかるという事件が
発生。
署員1名が死亡、3名が軽傷を負った。
当該市民は間もなく鎮圧された。
極度のストレスによるパニックと考えられる。





9月26日
暴徒による当警察署への襲撃が発生。
戦闘による死傷者多数。
非常シャッターでの封鎖により退避に成功するも、
署周辺は無数の暴徒に取り囲まれ、脱出は困難と
判断された。
通信機器の復旧の目処は未だ立たず、外部との連絡は
不可能。





9月27日
13:00、警察署西側で再び戦闘が発生。12名死亡。
生存者はわずか。
署内はひどい混乱に陥っている。

            記録者 デビッド・フォード





ラクーン観光案内


ラクーンシティへようこそ!

あの巨大製薬会社アンブレラが拠点を置き、
活力ある都市として知られる我らがラクーンシティが、
実は長い歴史を持つことはご存じでしょうか?

このコラムでは、ラクーンシティを訪れる皆さんに、
街の意外な見所をご紹介します!





<ラクーン市警察署>

ラクーンシティの中心部に位置する警察署の建物は、
元は美術館として利用されていました。
現代では珍しい時計台や玄関ホールの女神像が、
往時の名残を伝えてくれます。






<孤児院>

警察署にほど近い孤児院は、アンブレラを始めとする
企業と地元住民の寄付によって運営されています。
孤児院のシンボルともなっているステンドグラスは、
国外からも見学者が訪れるほどだとか。





図書室貸出カード



書名:『植物学 〜薬効を持つ植物について〜』

氏名:E・エドワード 貸出:05/02 返却:05/11
氏名:Y・カシマ 貸出:09/15 返却:09/21
氏名:R・フィリップス 貸出:01/10 返却:01/18
氏名:A・ウェスカー 貸出:03/01 返却:03/03





バリーのToDoリスト



・新人研修プランの資料を提出。
・ジルの射撃訓練に付き合う。
・娘たちのサッカーのお迎え。遅刻厳禁。
・図書室から行方不明になったナントカって本の捜索。
→最優先でやること!
 →図書係の彼女は怒らせると怖い。非常に、だ。
  →最後に借りたのは隊長だったとの情報アリ。





謎解き!プレゼントの隠し場所!@






"2人で謎解きでもどうだ! Byバリー"








謎解き!プレゼントの隠し場所!A






"2人で謎解きでもどうだ! Byバリー"








写真裏のメモ





"Rising
 Rookie
  Rebecca"







棺桶の死体管理タグ




名前:シャーロット
年齢:7才2か月
性別:女
死亡日:1990/1/14
コメント:兆候が見られたため廃棄






60号シリーズの結果報告



DNAの再配列を施した60号シリーズについて
スペンサー総帥の血漿を増量注入したものの
総帥の記憶転移は見られず
精神異常が発生しました。

外科的処置を施し、最終フェーズに移行します。







しかしながら、血中のウィルス濃度を調整した
70号シリーズ「クロエ」には
安定化の傾向が見られます。
引き続き経過観察を実施します。






新任研究員のノート



今日は本当に衝撃的な一日だった。
あのスペンサー総帥直轄の研究所に招聘されたのだ。

ARK――
噂には聞いていたがこれほどの設備が
地下に建造されていたとは……





併設されている孤児院にも案内された。
子供たちは皆、頭に気味の悪い手術痕があり
目が合うとニタァと笑いかけてきた。

後から人体実験に使う被験体だと聞いて
背筋がぞっとした。

こんなイカれた施設を作るとは、スペンサー総帥は
想像以上の狂人のようだ。





……最高じゃないか。
あの子供たちを自由にいじくり回せると思うと
ゾクゾクが止まらない。

ひとまず、今夜は孤児院の見回りだ。
新人が当番らしい。
手早く済ませて、明日からのお楽しみに備えよう。





N0-AH ステータスレポート


現在の施設稼働状況……

オートメーションプロセス…… グリーン
ネットワークシステム…… 全区画オンライン
環境制御システム…… グリーン
廃棄処理システム…… グリーン

セキュリティ:Level2…… 特殊部隊が特別巡回中




各区画のステータス……

■ラボユニット01:確認中
■ラボユニット02:正常
■機密区画:正常
■PANDORA:正常

稼働率82%……
手動でのアクセスは機密区画から行ってください




取扱製品カタログ(2026)@



コード:CM-G-002「ガルム」
販売価格:$30,000,000〜

■製品概要
アンブレラ社で開発されたケルベロスに改良を重ね
さらなる大型化と戦闘力の強化を実現した。
時速100kmを超える速度でターゲットを追跡可能。






コード:CM-LB-110「リッカーβ2」
販売価格:$14,000,000〜

■製品概要
もともとは感染者が突然変異したものだが
研究の末、変異の誘発因子が見つかり製品化に成功。
壁をつたった移動や、鋭い爪と舌などの特徴を持つ。




コード:CX-P-001「プラント」
販売価格:$100,000,000〜

■製品概要
アークレイやラクーンで確認された植物の
ウィルス感染体を、B.O.W.として改良した試作型。

走り書きのメモ:
研究用のプラント43が搬出時に流出する事故が発生。
ARK搬入口付近で繁殖する事態となっている。
プラント搬出時の警備には十分注意すること。



ラクーンにおけるB.O.W.研究の定期報告



周知の通り、ARKではこれまでラクーンの環境を
活かしたB.O.W.の研究開発に力を入れてきた。

特に周辺のゾンビを利用した変異型t-ウィルスの
重複感染実験では、多くの実証データ収集に成功。

ARKに迫るBSAA排除にも成果を発揮した。






この実証データを元にした新型B.O.W.の開発も
大詰めの段階にある。
リリースすれば来期は更なる増益が期待できる。

今やARKはB.O.W.生産拠点としても北米地域の要衝だ。
この先も我々と米国に多大な恩恵をもたらすだろう。





取扱製品カタログ(2026)A


コード:CM-T-501「タイラント」
販売価格:$120,000,000〜

■製品概要
高い戦闘能力を有する人型のB.O.W.。
ターゲットの追跡・抹殺といった簡単な命令を
実行することが可能で、人間に擬態するための
外套を標準装備している。




コード:CM-NE-γ-001「ネメシスγ」
販売価格:要相談

■製品概要
アンブレラ社の寄生型B.O.W.「NE-α」をベースに
コストの低減、性能の強化を図った量産型。
度重なる改良の結果、宿主の耐久性を問わず
大幅な身体能力、回復力の向上を実現している。




アクセスログ:第51期会合記録




データベースへのアクセス要求を確認……
以下のデータを取得しました

AI「N0-AH」による第51期会合の自動記録






The State
「鍵」――グレース・アッシュクロフトが
見つかったそうだな。
ARK接収から28年。やっとだ。 
本当に本物なのか?

Z
心配するな。間違いない。
それより条約撤退は露骨ではないのか?



The State
ブラフだ。我々米国はいつでも世界の中心にいる。
BSAAも抑え込んでいる。
商品の供給に変化は?

Z
ARKのファクトリーオートメーションは
進化しつづけている。
いいだろう……続きは商品を見ながら話そう。

(議事録の記録はここで終っている)



ステリルルームのセーフティボックス




非常用物資を備蓄
開錠ダイヤル

→10 ←90 →20




※難易度Insanityだと「←80 →50 ←0」になる。

警制室のセーフティボックス




非常用物資を備蓄
開錠ダイヤル

←50 →60 ←80




※難易度Insanityだと「→20 ←0 →70」になる。

アクセスログ:第1期会合記録




データベースへのアクセス要求を確認……
以下のデータを取得しました

AI「N0-AH」による第1期会合の自動記録





The Defense
t-ウィルス漏洩でパンデミックが起きている。
このままでは世間の注目がラクーンに集まる。

K.D.
問題ない。ARKは掌握した。
例のミサイルを撃ち込め。

The Defense
大統領の許可が得られない。


K.D.
組織が動けば通常の手続きなど不要だ。
全ての責任をスペンサーに負ってもらおう。

The Defense
わかった……

K.D.
アンブレラは処分して資産は全ていただく。

(議事録の記録はここで終っている)



アリッサの取材メモ
16日 13:00〜 オズウェル・E・スペンサー

・世界大戦と冷戦。絶望からアンブレラを創業。饒舌

・t-ウィルス、B.O.W.で成果。血の研究は未完

・不老不死、記憶転移、新人類創造、精神支配
 →すべては人類の進化のため

・バイオテロや人体実験について。無言。迷い?

・「エルピスでやつらの■■■■」
 →エルピスって??あとで調べる。


所感:

思ってたより理性的。ピュアな科学者。理想主義者。
→その純粋さが狂気の根源?
→本質はマッドサイエンティスト

所々の言い淀みは気になる。
何か隠していることがある?怒り?後悔?




パトリックからの手紙


アリッサ・アッシュクロフト様。
お久しぶりです。
オズウェル様の執事・パトリックでございます。

覚えておいででしょうか?
主のインタビューの際は大変お世話になりました。
この度手紙をお送りさせていただいたのは
オズウェル様からの遺言をお伝えするためです。




晩年のオズウェル様は取り乱されることが多く
言葉が少しちぐはぐになることもありました。
遺言状もこの一節以外は、ほとんど意味の
読み取れない内容でした。

急なご連絡となり恐縮ですがどうかご一読ください。
お返事をお待ちしております。

以下に、遺言状の該当箇所を抜粋致します。






アリッサ・アッシュクロフト氏を
養子・グレースの後見人とする。
彼女ならば大丈夫だ。

オズウェル・E・スペンサー








1998年の置き手紙


メリルよりママへ




ママへ
おはよう、おねぼうさん。
このさきは座ってしんこきゅうしてから読んでね。
わたし、やっぱりパパを迎えに行くね!







あの「フウサ」にはうんざり。
ママが何回お願いしても入れてくれないし、
おかげでおうちにずっと帰れない。

でも心配しないで。
小さいあたしならこっそり
バリケードを通り抜けられる!






まずは、ガソリンスタンドに行ってみようと思うの。
パパ、あそこのコンビニのスナックが
お気に入りでしょ?


大好きよママ メリルより





メリルよりママへA


ママへ
ママがわたしを追いかけてきたときのために、
このメモを残しておくわ。
ママ、今すぐホテルにひき返して。

こわいひとたちがウーウーうなりながら歩いてる。
あちこちで火がもえてる。

ラクーンシティがおかしくなっちゃった。




わたしは大丈夫。
ぐうぜんジョージおじさんに会ったの。
パパのおともだち。おぼえてるでしょ?
パトカーで警察署に"ヒナン"することになった。
きっとパパとあえるよ!


メリルより


※「会ったの」の後に「あえるよ」が平仮名表記なのは原文ママ。

メリルよりママへB



ママへ
どうしよう、すごく悲しい。

パパに怒られたの。
「なんで町に戻って来たんだ!」って
パパ、すごくすごく大きな声を出した。
警察署にも入れてくれなかった。








いまはジョージおじさんと隠れてるの。
でも警察署は駐車場からも入れるんだって。
少し休んだら連れて行ってくれるって。








おじさんっていい人ね。
あとで、おケガしてる手に
ネコさんのバンソーコーをはってあげよう。


メリルより





メリルよりママへC




ママへ
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
ジョージおじさんが大変なの。
いっぱい血が出て、止まらないの。







こわい人がどんどん集まってきてる。
わたし、
ケンドさんのお店までひとりで逃げてみる。


メリル・ブラナー




















こわいよママ

パパ、あいたいよ







メリルよりママへD
※本文はない。





Bonus


Grace’s Report
ラクーンシティの真実




         はじめに         




1998年、アメリカ中西部の都市
ラクーンシティで起きた大規模バイオハザード。
原因は製薬会社アンブレラによるウィルスの漏洩だった。

アメリカ政府の滅菌作戦によってラクーンシティは壊滅。
周辺区域は封鎖された。

2004年、裁判によってアンブレラは倒産。
事件の総括が十分ではないまま時がたった。


しかし2026年10月、封鎖されたラクーンシティで
ウィルス兵器売買が現在まで行われていたことが発覚する。

このレポートは、これまでのラクーン事件の定説が
誤りであることを示し、新たに発覚した真実を記すものである。






         1968年          




事実を説明するために時代は1968年に遡る。

この年、オズウェル・E・スペンサーは
ジェームス・マーカス、エドワード・アシュフォードと共に
アンブレラ社を創業した。

2度の世界大戦と続く冷戦を見たスペンサーは
過ちを繰り返す世界に、深い絶望を感じると同時に
人類を変えたいという強い使命感を抱いていた。


彼の目標は「ウィルスによる人類の進化」であったことが
ラクーン事件後の裁判記録に残されている。

そして彼は違法かつ非人道的手段でウィルス研究に邁進していく。
その事実は今なお変わりはない。






         1970年代         





アンブレラでは、創業当初から熾烈な開発・派閥闘争が行われていた。
特にスペンサーとマーカスの対立が鮮明化した。

それが異常な開発体制へつながる要因の一つであった
と裁判で報告されている。

そして1978年、ジェームス・マーカスによって
後にパンデミックを引き起こすt-ウィルスが開発された。





         1980年代         








この年代は真相を説明するため非常に重要な時期だ。
この時期に起きたことが、事件の因果関係の元となっている。








◆スペンサーへの権力集中とARK建設




スペンサーは社内政治を駆使して、マーカスを閑職へと左遷。
t-ウィルス研究を自身が管理する研究所へ引き継がせた。
以降、アンブレラではスペンサー主導のもと
様々な生物兵器の研究・開発が活発化していくことになる。

今回新たに発見された地下施設「ARK」は
当初はアンブレラの全ての研究遺産を保管する中央管理施設であった。

ARKを活用したスペンサーの計画資料が発見されている。

――押収記録「長期戦略レビュー1980_0422」より抜粋――

ARKを中心にした統合管理研究ロードマップ

シナリオ1:ウェスカー計画・t-ウィルス計画への集中投資
シナリオ2:中央管理施設ARK建設
シナリオ3:エルピス研究開発
シナリオ4:記憶転移・強制進化





そして重要なキーワード「エルピス」の名前が現れ始める。








◆コネクションの接近








一方、マーカスについても興味深い資料が見つかっている。






――押収記録「寄付金受領記録1986_0138」より抜粋――

受領者 ジェームス・マーカス
送金元 F財団
金額 $30,000,000




マーカスへの不透明な資金流入を示す資料だ。

送金元のF財団はコネクションの傀儡組織であったことが
過去のFBI捜査で判明している。
(F財団はすでに消滅)


コネクションとは、これまでに様々な政府機関が
警鐘を鳴らしてきた犯罪集団だ。
この非合法組織は今回の疑獄の中心にいる。

資料からは、コネクションが当時からアンブレラの中枢に
関わりを持とうとしていたことがわかる。

また、マーカスの弟子である
ブランドン・ベイリーの文書も見つかっている。

――押収記録「電報ログ1988_0996」より抜粋――

準備は出来た。
そろそろ彼らにも繋いでもらえないだろうか、連絡を待つ 。

送信元:ブランドン・ベイリー
送信先:F財団


コネクションとのつながりは、マーカスからベイリーへと
引き継がれたと見て間違いないだろう。

ブランドンはコネクションの創設者と言われていた。
だがそれも末端のひとつにすぎず、コネクションは1980年代以前から
裏社会に広く深く根差してきたと考えられる。

コネクションの全体像はいまだ何も見えていない。





◆スペンサーによる粛清






スペンサーはアンブレラを完全に支配するため
社内の対抗勢力や実力者を謀略によって処理していった。

スペンサーの側近が用意したとみられる
粛清対象者の一覧が今回新たに発見されている。


――押収記録「再評価対象者リスト」より抜粋――

総帥ご指示の再評価プロトコルに従い、彼らへの措置を実施します。

候補者リスト
■シェリル・ムーア
■マイケル・クラマー
■ジェームス・マーカス
……
(以下略)




         1990年代         





この時期、アンブレラは政府と癒着して成長拡大を続け
スペンサーがコントロールし切れないほどに組織は肥大化した。

各地のアンブレラ施設で杜撰な管理体制による事故が頻発。

また内通者たちの横行によって
情報が競合組織やコネクションにリークされていた。


その状況下で、スペンサーがARKで徹底的に守護し
完成させた研究がある。

それがエルピスだ。

エルピスに関する記録はそのほとんどが
ARKの倒壊で喪失してしまったが、わずかな記録が残っている。



――押収記録「スペンサーメッセージ 199……(欠損)」より抜粋――

トライセル H.C.F ファミリー……
そしてアンブレラ
エルピスが全てを無に帰する
(以降データ欠損)





エルピスは世界の軍事バランスを崩すゲームチェンジャーとなる
という情報だけがリークされ広まっていく。

そしてエルピスは、スペンサーのみが知る暗号によって厳重に管理された。







◆エルピスとは?






エルピスとは強力な抗ウィルス薬である。

しかし、コネクションおよび闇市場関係者は
エルピスは人類をマインドコントロールする
強力なウィルス兵器だと誤認してきた。





なぜなら当時はウィルス兵器開発競争が激化しており、
何より開発者のスペンサーが
ウィルスによる人類の進化・コントロールを
目指していたことは、周知の事実だったからである。







◆エルピス完成




押収された資料およびスペンサーの行動変容から
エルピスの完成は1990年台中期と推測される。

この時期以降、押収資料からスペンサーの発言記録が著しく減少する。

またラクーンシティ孤児院も動向変化の一例だ。

おぞましいことに孤児院の子供たちは
アンブレラの実験に長く利用されてきた疑いがある。

スペンサーは孤児院を頻繁に訪れていたが
1990年台には訪問をやめている。

なお、孤児院は1990年台後半には
ウィリアム・バーキンの研究管轄となっていたことがわかっている。

やがて彼はスペンサーに反旗を翻す。
それがt-ウィルス漏洩のきっかけとなった。





       1998年 ラクーン事件     






t-ウィルスがアンブレラ研究所から漏洩。
ラクーンシティで未曽有のアウトブレイクが発生する。
そして政府はラクーンシティへミサイル攻撃を敢行した。

しかし、我々はミスリードされていた。
ミサイル攻撃は感染拡大を防ぐためではなかった。




政府とアンブレラの癒着をうやむやとし
非合法活動の全ての責任を
スペンサーに押し付ける計画が実行されたのだ。

コネクションが政府に
ミサイル発射を働きかけた記録が見つかっている。




――押収記録「アクセスログ:第1期会合記録」より抜粋――

ARKは掌握した。例のミサイルを撃ち込め。
全ての責任をスペンサーに負ってもらおう。
アンブレラは処分して資産は全ていただく。



彼らの目的はアンブレラの資産……
特に世界の軍事バランスを崩すエルピスの奪取だった。

コネクションはラクーン事件前から
ベイリーを通じてアンブレラの内情を把握していた。
だからこそラクーン事件に際して
即座にARKを確保し、政府に滅菌作戦を指示できたのだ。





        ラクーン事件後       








◆アンブレラ裁判






未曽有のバイオハザードとなったラクーン事件。
周知のとおり、事件の責任をめぐって裁判が行われた。

ラクーンシティから逃げ延びた生存者の証言や
製薬企業連盟から提出された幾多の証拠によって
アンブレラの悪事は次々と明らかになっていった。



裁判ではスペンサーに不利な証拠が
彼の部下であったアルバート・ウェスカーから提出されている。

ウェスカーは、コネクションと強いつながりのあった
トライセル社と関係を持っていたことが明らかになっている。

裁判の裏で政府とコネクションからの
働きかけがあった可能性が高い。



2004年、裁判の結果を受けて
アンブレラは倒産に追い込まれた。

コネクションと政府の思惑通り
アンブレラ総帥であるオズウェル・E・スペンサーは
その責任を問われ、表舞台から姿を消した。






◆ARK接収






ラクーン事件と同時にARKは
コネクションと政府に接収された。

以後、ARKはウィルス兵器やB.O.W.の
研究開発・搬出拠点として利用されていた。



取引リストと思われる資料も押収されている。

そこにはアンブレラの競合企業や
かつて違法行為が発覚した企業・組織が記されていた。

しかしながら、ARKの崩壊と共に証拠資料の多くは失われた。
復旧作業が続いているが望みは薄いだろう。





◆バイオテロの蔓延







ラクーン事件後、アンブレラが開発したウィルス兵器が流出。

その技術を応用拡張した
B.O.W.によるバイオテロが世界中で頻発する。





2013年、アダム・ベンフォード大統領がバイオテロで暗殺される。
情報当局によると大統領は、
ラクーン事件の全容を明らかにする事を決意していたという。

ベンフォード大統領が言う全容とは
今回発覚した事項を指していた可能性がある。






◆スペンサーの晩年





アンブレラ解体後のスペンサーについて
残されている記録は少ないが、今回新たな資料が発見された。

アリッサ・アッシュクロフトによるインタビューだ。

数々の非道を行ってきたマッドサイエンティストは
インタビューにおいて、後悔と解釈できる言葉を口にしている。


彼はすべてを奪われ贖罪を望んでいたのだ。

エルピスはウィルス兵器を無効化できる
強力な武器である一方で、平和利用の万能薬にもなる。

彼は本心から過ちを正すために、
エルピスを開発していたのかもしれない。


晩年の彼は、理想とした人類の進化に執着しつづける。

だが、ほとんど証言では
ただ正気を失った老人のようであったという。

2006年、スペンサーは隠居先の邸宅で死亡している。
エルピスを開発した本心を聞き出すことは、もうできない。





         終わりに         





今回の事件で、アンブレラ社解体が政府とコネクションによって
故意に引き起こされたことが明らかになった。

そして彼らはラクーンシティで
非合法の生物兵器開発・取引に関わってきた。

かつての、そして現在の政府が
どこまで関わっているのかは今後の捜査で明らかになるだろう。



しかしコネクションについては
まだほとんどのことが闇の中だ。

残念ながら、彼らに関する記録は
大半がARKの倒壊に巻き込まれて消失してしまった。


これまでに多くの人々が犠牲となった。

私たち政府職員は、揺らいだ信頼を取り戻すために
真実を追求する義務がある。

またそれが犠牲となった方々への弔いになるだろう。



      FBI分析官 グレース・アッシュクロフト
※『年台』となっている箇所は原文ママ。




小ネタ

リストタグLv.3を入手する直前のシーンの、エミリーの点字の本(抜粋)
b(ea)uti(fu)l dress.
yourf,” he coaxed.
clothed herf and smiled with joy.

ヴィレッジ冒頭の絵本の読み聞かせで お馴染みの『Village of Shadows』が ひっそり登場している。
管理人には末尾の ごく一部しか解読できなかったが、ほぼ確定的であろう。
※解読の参考にしたのはWikipediaの「点字」の項目だが、
日本語版でなく英語版のほうが「グレード」について詳細が記述されているもよう。
beautifulやyourselfが解読しきれなかったのは このせいか。