科学アドベンチャーライブ2012にて
等身大モニタに映し出された3Dモデルの台詞集


※どちらも日付の表記は、ライブ当日の年月日である【10.072012[sun]
※台詞の改行後の文頭に全角スペースがあったり無かったりするが、原文ママ。

あき穂
「おじゃりもうせー! 中央種子島高校ロボット研究部部長、
瀬乃宮あき穂です!」

「今日は、科学アドベンチャーライブ2012
ドラマステージ『時空交錯のトリプレット』へようこそ!」

「ねぇねぇ 見て見て! これすごいでしょ!」


「なんだと思う? へへ、これはね、うちらが9年がかりで
作ってる実物大の巨大ロボットなんだ!」

「名付けてがんつく1! あ、正式名称は
『実物大ガンヴァレルをつくろうプロジェクト試作1号機』
なんだけど、長いから、略してガンつく1なの」
「まだ、作ってる途中なんだけどね」


「どう? おっきいでしょ? かっこいいでしょ?
ガンつく1が大地に立つ姿をその目で見たいって思わない?」

「疾風怒涛の! 元気一発! ガンヴァレル! ジャキーン!」


「もしもうちのこの熱い気持ちに共感してくれたなら、
あなたも種子島で一緒に巨大ロボットをつくろう!
うちらはいつでも待ってるよ!」
「……あ、でも今日は、ロボ部の勧誘はひとまずお休みなん
だった」

「はー」


「都会のイベントって、すごいんだねー。
こんなにたくさんの人が集まってくるなんてこと、うちらの
住んでる種子島じゃ、ロケット打ち上げのときぐらいだよ」
「なんだか、うちまでたぎってきた!」


「みんな、思いっきり楽しんでね! それじゃ、のっちよー」




フラウ
「デュフフ、こ、これはけしからん…。萌えすぎて鼻血出る…」


「お、おまいら、乙」


「グッズ買いにきたん?
 だ、だとしたら、来るの遅すぎな件について。
 こういうイベントのグッズ販売を、な、なんだと思ってるん」
「せ、戦争だろ! 常識的に考えて」


「1分1秒の遅れで、買えるはずだったグッズが、
 売り切れになることだって、あるのだぜ」

「は? わ、私はもちろん、1週間も前から外で全裸待機して
ましたがな。開場すると同時に一番乗りして、必要なグッズは
とっくに全部ゲットしましたしおすし」
「あー、グッズ買い漁りするのって、幸せすぎて吐血するお。
 デュフフ」

「ちょっ、そこの貴様、なに人のこと、エロい目でじっと見や
がってますか……。全裸待機してる私を妄想して、ハァハァし
てるんですね。分かります」
「しょうがないにゃあ。お、おまいらは、オタ仲間だし、
 特別に、わ、私の体臭を、ハスハスさせてやろう」

「ちょ、ちょっとこっち寄ればいいじゃない。ほら」


「……どう? ハスハスした?
 かわいい女オタのフローラルなシャンプーの匂いでも
 かげると思った?」
「ざ、残念! 一週間風呂入ってない神代フラウたんでした!
 ざまぁ!」

「つ、つーわけで、グッズも買わずに、私のくせえ体臭なんぞ
 嗅ぎたいとハァハァしてるおまいらは、
 オタの、か、風上にもおけんわけで」
「さっさと、グッズを買いにいくべき。
早くしろ、売り切れても知らんぞー!」

「ち、ちなみに、私が期待した、拓巳×将軍カプのホモォ
 Tシャツが、どこにも売ってない件について。ぐぬぬ。
 こ、ここのスタッフ、全然分かってないし! オタなめんな!」
「え、な、なに? 今、おまいら、なんて言った?
 拓巳×将軍じゃなくて、将軍×拓巳が正しい、ですと?」

「あー、な、なるほど。逆ね。デュフフ」


「確かに普通はそっちの方が、メジャーなカプであることは、
 か、確定的に明らか。シブで検索しても0件だし。
 そんなの、わ、私だって分かりきってるお」
「だが私の中で将軍は受け! 異論は認めない! キリッ」


「ハッ、おぅふ、つ、つーか、こんな公共の場で腐った話題を
 延々と垂れ流しちまった。デュフフ、さーせん」

「どう見てもマナー違反です。
 本当にありがとうございました。
 イベントで、テンション上がりすぎた……」
「お、おまいらも、変態妄想は、ほどほどにした方がいい。
 常識的に考えて。そ、それじゃ……」

※「グッズを買いにいくべき」はボイスだと「グッズ買いにいくべき」と聞こえる。