RWBY × BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE 台詞集


※台詞には全て声が吹き込まれている。
※名前の文字色は『劇中における名前表記の下線部(?)の色』に対応。
作品ごとに異なる配色と考えてもらえれば大体 合ってる。
※(声)は劇中において名前表記はされていない。

Episode RWBY
-1-
Chapter


戦闘前

ルビー

えーっと……それで、これからどうしよっか?

ワイス

ルビー、あなたがリーダーでしてよ。
もう少ししっかりしてくださいませ。

ヤン

あの声が言うには、これを守りつつ、
他の3つのキーストーンを奪えって話だったよね。

ブレイク

ええ。それが大会の勝利条件だって。

(声)

その通りっ! 元の世界に戻りたかったら、
ちゃっちゃとキーストーンを集めちゃってくださ〜い!

ブレイク

また出た。まだいたの?

(声)

はい、私はこの大会のサポートをしますので!
みなさんが安心してキーストーンを奪えるよう、
努めてまいりますよ!

ワイス

まったく、野蛮な話ですこと。

ヤン

ま、刺激的でいいんじゃない。

ワイス

……とりあえず、これはルビーがお持ちなさいな。

ルビー

えっ、私?

ヤン

まぁ、そういった重要アイテムはリーダーが持つってのが
お決まりだしね。

ブレイク

頼んだわ。

ルビー

……うん、分かった まかせて

ヤン

それで、どうする?
他のキーストーンも探さないとダメなんだよね?

ワイス

と言っても、手がかりがありませんわ。

ブレイク

まとまって動くより別々に探したほうが効率がよさそうね。
ヤン、私たちはあっちの方に向かってみましょう。

ヤン

はいはーい、ご指名だね。

ルビー

じゃあ、私とワイスは反対の方を捜索するね。

ヤン

ルビー、ワイス。二人とも気を付けるんだよ。

ルビー

ありがとう、お姉ちゃんたちも気を付けてね。



ワイス



グッドラックですわ。
……それでは、私たちも参りましょうか。

ルビー

うん

ワイス

頼りにしていますわ、チームRWBYのリーダーさん。

ルビー

けど……探すっていっても、どうやって探せばいいのかなぁ……

ワイス

しらみつぶししかないんじゃありません?

ルビー

ええー……ワイス、それ本気で言ってる?

ワイス

私はいつだって本気ですわ。

ルビー

はぁ……大会なら、他のチームがどこにいるかとか、
教えてくれないのかなぁ。

(声)

それはできません! スポーツマンシップに反しますからね!



ルビー



ちょっとくらいいいじゃない〜。
……ん? あれは……

ノエル

待ってよ、マコト〜っ

マコト

もう、遅いよ、のえるん
のんびりしてると誰かにみつかっちゃうよ




ノエル




だからって、そんなに急がなくても……
きゃあっ
いたた……

マコト

のえるん、大丈夫? 怪我はない?



ノエル



う、うん……って、キーストーン
……よかったぁ。壊れてなくて。

ルビー

きらーん……

ワイス

あの方たち、キーストーンを持っているみたいですわね。

ルビー

よーし、行くよワイス。ここは隙を見て……

マコト




ルビー



わ、っと
あ、あはは……こんにちは……

ワイス

何いきなり見つかってますの

マコト

えっと……誰?

ルビー

あっと……こほん。私はルビー・ローズ。
よかったら、そのキーストーンを渡して欲しいんだけど……

ワイス

私はワイス・シュニー。あなた方と同じ大会の参加者と
いえばわかってもらえるのではなくて?

ノエル

え? 大会って?

マコト

どうやら、あたしたちが持っているキーストーンを
奪いに来たみたいだね。

ノエル

じゃあ、この人たちが他の世界から来たっていう……




マコト




だとしたら……
まぁまぁ、とりあえず自己紹介。
あたしはマコト=ナナヤ、この子はノエル。
でね、あたしたちもキーストーンを集めてるんだけど、
キミたちの持つ『ソレ』を譲ってくれると嬉しんだけどなぁ〜。

ルビー

えっとぉ、それってぇ〜……

ワイス

当然、渡せませんわ。元の世界に戻るために必要だと
言われている以上、手放すわけにはいきませんもの。

ノエル

マコト、やっぱりこの人たちも……

マコト

うん、キーストーンを持ってるみたいだね。

ワイス

はっ、うっかり口が滑りましたわ

ルビー

ワイス、何やってんの

マコト

なるべく手荒な真似はしたくなかったんだけど、
話し合ってる時間もないからね。

ルビー

この流れ、戦うしかないみたい。ワイス、準備はいい?

ワイス

ええ、とっくにできてましてよ。
チームRWBYのコンビネーション見せて差し上げましょう

マコト

こっちこそ見せてあげるよ、あたしとのえるんの友情パワー

ノエル

頑張ろうねマコト
でも、あんまり手荒くしちゃ駄目だからね




(声)




ぶつかり合う友情! そして努力、勝利! いやー、青春ですね!
それではいってみましょう! 愛くるしい少女たちの友情対決!
レディー……
ファイッ!


戦闘後

ノエル

つ、強い……

マコト

くぅー負けちゃったかぁ……ここは一時たいさ〜ん

(声)

勝者、ルビー&ワイス選手!
いや〜、見事なコンビネーションでしたね!

ワイス

ふぅ……何とか、切り抜けましたわね。

ルビー

そうだね ワイスがいてくれてよかった
私ひとりじゃキツかったかも。

ワイス

ただ、あちらのキーストーンが手に入らなかったのは
少し心残りですわ。

ルビー

大丈夫、またチャンスがあるよ。

ワイス

……ふふ、そうですわね。

ルビー

よし、次に行こう。他のキーストーンを探さなきゃ



ワイス



それなんですけど……
少し気になることがありますの。
私は別行動を取らせていただきます。

ルビー

ええっ、いいけど……気になることって?

ワイス

まだ何とも言えませんわ。思い過ごしならいいのですが……

ルビー

……分かった。気を付けてね。

ワイス

ええ、ルビーも。そのキーストーン……しっかり守るんですのよ。



ルビー



分かってるよ。もう、心配性なんだから。
それじゃあ、また後でね。

ワイス

ええ、また。

(声)

ワイスさん、行っちゃいましたね〜。いいんですか?



ルビー



うん。きっと、ワイスにはワイスの考えがあるんだよ。
私も、キーストーンを探しに行かなきゃ……


Episode RWBY
-2-
Chapter


戦闘前

ルビー

さて、キーストーンを集めないと。
まずは、持っている人を探さなくちゃだよね。

(声)

頑張ってください、ルビーさん! ファイトです、ルビーさん!
フレー、フレー、ルビーさーん!



ルビー



なんか調子狂うなぁ……
それと、私の持ってるこれも、
誰かに取られちゃわないようにしないと……あっ

ハイド

ん? 誰だ、お前。

ルビー

えっと、こんにちは。私ルビー。あなたは?

ハイド

……え? あぁ、俺はハイドってんだ。
なんだよ、随分ストレートだな。俺に何か用か?

ルビー

ええ、まぁ。ハイド、あなたキーストーン持ってない?

ハイド

キーストーン……? って、この変な石のこと、だよな?

ルビー

ワオ、ビンゴ 私、それを集めているの。
譲ってくれたら嬉しいんだけど……



ハイド



おいおい、ほんとに重要なアイテムなんだな、これ。
悪いが、そいつは聞けねーな。コイツは俺たちにとっても
必要なものだ。どうしても欲しいって言うなら……

ルビー

……まぁ、戦うしかないよね。私も見逃すわけにはいかないもの。

ハイド

そういうことだ。どこからでもかかってきな。

(声)

あのー、ちょっと待ってください?

ルビー

それじゃあ、遠慮なく……

(声)

もしもーし? ルビーさーん!

カーマイン

おおっとぉ
オレサマ抜きで何楽しそうなことおっぱじめようとしてんだぁ?

ルビー

わわっ 誰

ハイド

お前…… いつかのマッカチン……
やっぱ来てやがったのかよ……



カーマイン



いよぉ、ツノダシ野郎……
クククッ、そうか。テメェもここに来てたとは、奇遇だな。
だがまぁ、テメェなら及第点わるくねぇ。すぐオネンネすんじゃねーぞぉ

ハイド

おいおい、こんな状況でなに言ってんだよ。
ハサミ広げて威嚇してる場合じゃねーってことくらい解んだろ

カーマイン

んだとぉ? 上等だ……

(声)

ちょっ、ちょっと待ってください!
突然同じ世界の仲間同士で争い始めないでください!

ハイド・カーマイン

仲間じゃねぇ

(声)

ええー……

ルビー

あ、あのー……

カーマイン

あぁん? ほぉ……そっちのチビガキ。テメェもそこそこ楽しめそう
じゃねーか。このオレが遊んでやるよ、かかってきな

ルビー

そっちのって……私のこと
ちょっと、レディに向かってそんな言い方はないんじゃない



(声)



えーっと……よし、こうしましょう。
ぱんぱかぱーん! ハイド選手&カーマイン選手、
タッグ成立です! おめでとうございまーす!

ハイド

……はぁ? タッグって、おい何勝手なこと言ってやがんだ

(声)

いや〜、ここではタッグを組まないと戦えませんからね!

ルビー

え? そうなの?

カーマイン

おいおい……俺の気が確かなら、タッグってなぁあれか?
2人で仲良しこよしの。おもしれぇ冗談だな……

ハイド

そうだぜ、こんなのとタッグって。1対3になって、
仲間にぶっ飛ばされるだけじゃねーか。俺はゴメンだね。

カーマイン

お、良いねぇ……解ってるじゃねーかクソガキ。
んじゃ早速、テメェから最初に――

ルビー

タッグを組まないと戦えないの
どうしよう。そういうことならワイスと一緒にいればよかった。

ハザマ

おやおや、騒がしいですねぇ。

ルビー

ッ、誰



ハザマ



おっと、そう構えないでくださいよ。
私、ハザマと申します。出来ればあまり関わり合いたくないので
そこをサクッと通りたいのですが……

ルビー

こんにちは 私はルビー。
でも……もう無理なんじゃないかなぁ……

ハザマ

丁寧にご挨拶どうも。 で、無理とは?

カーマイン

……面白ぇのが来たな。おい、テメェ
そいつはオレの獲物だ、突然出てきて邪魔すんじゃねーよ……

ハザマ

ルビーさん……このなんとなく私の知り合いとキャラが
被っているお方が、貴女にケンカを売っているようですが。

カーマイン

誰の話だこらぁ!!



ルビー



ケンカを売られてるっていうか……あーっ、そうだった
ねえ、ハイド
大人しくそのキーストーンを渡してくれないかな?

ハイド

だから断るつってんだろ 状況考えろよ
なにも改善されてねーだろ

ハザマ

キーストーン……?

ルビー

うん、えっとね……




(声)




私からご説明いたしましょう!
ルビーさんの今大会での勝利条件は二つ!
それは、ご自身に配布されたキーストーンの保守……
ならびに、他の選手が持っているキーストーンの収集ですっ!

ルビー

そう。だから、ハイドの持ってるキーストーンが必要なの。



ハザマ



成る程……その様な『仕組み』なんですかぁ……ふむふむ。
ルビーさん。よろしければ私がお手伝いしましょうか?

ルビー

えっ、本当

ハザマ

ええ、ここで会ったのも何かの縁ですしねぇ〜。

ルビー

ありがとう これでタッグが組めるよ



(声)



ルビー選手とハザマ選手!
美少女と明らかに怪しい黒づくめの男とのタッグだぁ!
さぁ、対する相手は!?

ハイド

このまま黙ってキーストーンとやらを奪われるわけにはいかねーな。

(声)

……ちなみに、タッグを組まないと戦えませんよ〜。

ハイド

うぐっ……

カーマイン

チッ……仕方ねぇ。順番だ。アイツら殴ってからテメェを殴る。
おいクソガキ、足引っ張んじゃねーぞ

ハイド

ったく、解ってるよ……
お前の方こそ、敵味方なく暴れんじゃねーぞ

ハザマ

そうそう、私、戦闘は専門外なので、ルビーさん、
がんばってくださいね。



ルビー



うん、がんばる
……って? えぇぇ???




(声)




ようやく対戦成立ですね! いやぁ、ヒヤヒヤしました!
まぁちょーっとそれぞれパートナーに不安は残りますが……
ルビー&ハザマ、対するはハイド&カーマイン!
レディ〜……ファイッ!


戦闘後

カーマイン

チィッ……なかなか、やるじゃねぇ、か……

ハイド

お前ら、案外……見た目によらず、強ぇんだな……

ハザマ

いえいえ、それ程でも。では行きましょうか、ルビーさん。

ルビー

えっ? う、うん

(声)

勝者、ルビー&ハザマ選手〜!

ハザマ

はい、どうぞ。これが欲しかったのでしょう?



ルビー



これ……ハイドが持ってたキーストーン
でも、どうしてハザマが……?



ハザマ



いえなに、ちょっと拝借させていただいただけですよ。
ルビーさんがとても欲しがっているように見えましたので……はい。

ルビー

わぁ、ありがとうハザマ でも良いの?

ハザマ

はい、今回はルビーさんのお手伝いでしたから。
ではでは、私はこれで……

ルビー

う〜ん、多分いい人……かな?

(声)

え〜そうですか?



ルビー



そうだよ。だって私のこと助けてくれたもの。
でも……このキーストーンって、結局何なんだろう……?



ハザマ



キーストーンに異世界からの来訪者……ですか。
これはなかなかに興味深いですねぇ……ククククッ。


Episode RWBY
-3-
Chapter


戦闘前



ルビー



うーん……何度見ても、この神秘的な輝き……
なんだか不思議。
魅力があるっていうか……魔力を感じるっていうか……

(声)

そりゃあ、この大会の最重要アイテムですからね!
元の世界に戻る為に、はりきって他の方から奪いましょう〜!






ルビー






はりきって奪うって……やっぱり、物騒な大会だなぁ。
……でも、そうだよね。
みんなと一緒に元の世界に戻るためにも、頑張らなくちゃ。
よーし、次のターゲットは……
ふぎゃっ

レイチェル

あら、ごめんなさい。小さくてよく見えなかったわ。



ルビー



だ、誰? 上から降ってくるなんて……、って、
ウサギさん? じゃないか。女の子
って、小さいとか 貴女も私とあんまり変わらない
じゃない むしろ私より小さいし!!

レイチェル

失礼ね。まさかこの私がミジンコのように小さいとでも
言いたいのかしら?

ルビー

そこまで言ってないよ というか、なんでミジンコ

レイチェル

そんな些末なことは置いておいて。
丁度いいわ、貴女、私とタッグを組みなさい。

ルビー

えっ? な、何を急に……



レイチェル



ここはあの声の管理下にある世界で一人で戦う事は出来ないの。
戦うためには、誰かとタッグを組むしかないのよ。
だから貴女の手を借りてあげるわ。光栄に思いなさい。

ルビー

え? ええ?? タッグを組むって? 状況がよく……

ルナ

見つけたぞ 観念しろ、レイチェル=アルカード

バティスタ

逃走は無意味。我らの質問への明確な回答を要求する。

ルナ

そーだそーだ 答えてもらうぞ

セナ

大人しく、洗いざらい吐いてくださ〜い。すっきりしますよぉ〜。

ルビー

ちょ、待って待って

ルナ

あん? 誰だオマエ? ルナ様の邪魔をする気かぁ?

ルビー

ちょっと待って、一旦落ち着こうよ クールになって

バティスタ

クール……それ即ち冷却。冷却が最も必要なのは貴女だと判断する。




ルビー




そ、それはあなたたちが……
いや、確かにあなたたちの言う通りかも……
クールになれ私……すーはー、すーはー。
えー……こほん。……私はルビー・ローズ。
質問……そう、質問が二つあります。
まず、一つ目。えーっと、レイチェルだったよね?
あなた、この子たちから逃げてたの?

レイチェル

ええ、そうよ。貴女が邪魔しなければ、逃げきれていたわ。



ルビー



邪魔って……私がぁ
……ふぅ……クールにクールに……
えっと……質問二つ目。貴方達、誰?

バティスタ

『誰』という言葉は少々不適切。
私は『自律神オートノミッ……

セナ

この子はバティスタっていうらしいです〜。

ルナ

ルナ様だ

セナ

僕はセナといいます〜。



レイチェル



まったく……貴女達、思っていた以上にしつこいのね。
けれど観念なさい。
私がタッグを組んだ今、返り討ちに遭うのがオチというものよ。

ルビー

えーっとちょっと待って、待って……バティスタに……
そっちの娘はルナ? セナ? いったいどういうこと?

セナ

僕たちは同じ体を共有しているんです〜。

ルビー

そ、そうなんだ……まだちょっと、よくわからないけど……
それじゃあ、最後の質問。

レイチェル

質問は二つじゃなかったのかしら?

ルビー

あなたたち、どうして彼女を追いかけていたの?

レイチェル

…………

バティスタ

回答。それは、レイチェル=アルカードがこの環境において
何か重大な事実を隠匿しているから。

ルビー

えっ……

バティスタ

……だと考えられている。真偽については不明。
だから、我々はレイチェル=アルカードを追い、
問い詰めようとしている。

ルビー

そ、そうなの?

ルナ

そーだ レイチェル、何を隠してるんだ 言え

バティスタ

言えー。

ルビー

ねえ、レイチェ……

レイチェル

ルビーとタッグを組んで、この二人に戦闘を挑むわ。

ルビー

えっ?

(声)

かっしこまりました〜! それでは、ルビー&レイチェル選手、
そしてプラチナ&バティスタ選手の対戦を開始しまっす!

ルビー

え、ええっ?

(声)

準備はよろしいでしょうか!?
むしろよろしくない訳ないですよね!

ルビー

ちょ、ちょっと待って 話がまだ……

ルナ

ルナたちは構わないぞ ボッコボコにしてやる

セナ

この方が手っ取り早いですし〜。

バティスタ

戦闘態勢に移行……『紅翼こうよく』展開……

ルビー

ああ、もう…… 怪我しても知らないからね



(声)



それでは参りましょう!
ルビー&レイチェル、対するはプラチナ&バティスタ!
そういえば、みなさんお体が小さめで、とってもプリティですね!

レイチェル

私を……侮辱しているのかしら?

ルナ

る、ルナ様は成長期なんだぞ
これから、色々とおっきくなるんだからな

ルビー

わ、私だって

バティスタ

排熱の観点から、表面積を増やすことは合理的。
であれば、私もムキムキマッチョのマッスルボディに
切り替えた方が良いのでは……



(声)



考え直して!?
えー、こほん。さっさと始めちゃってください!
レディ、ファイトッ!


戦闘後

ルナ

やられた〜……がくっ……

(声)

勝者、ルビー&レイチェル選手!
キーストーンを守り切りましたぁ!

バティスタ

……敗者に口はない。もはやどのような言葉も負け犬の遠吠え。
よって、我々は引き下がるのみ。

ルナ

えっ? ちょっ、おい待てって ルナ様はまだ……

バティスタ

さらばだー。

ルナ

は、放せぇ〜〜〜っ



ルビー



賑やかだったね……
……ねえ、レイチェル。
結局、あなたはこの世界の、何を知ってるの?

レイチェル

…………

ルビー

お願い、教えてくれないかな?

レイチェル

……貴女には関係のないことよ。



ルビー



そんなことない
……私、キーストーンを集めてるの。
だから、これが何なのか気になるっていうか……




レイチェル




……そう。そうね……
安心なさい、ルビー。貴女がキーストーンを
すべて手にすることができれば、元の世界に帰れるわ。
でも、その時は私のところに来なさい。
この世界を脱出する具体的な方法を教えてあげるから……



ルビー



えっ? ちょ、ちょっと……
……行っちゃった……

(声)

いや〜、嵐のようでしたねぇ。



ルビー



うん……でも、私のやるべきことは変わらない。
お姉ちゃん、ワイス、ブレイク……
みんなと一緒に戻るためにも、キーストーンを全部集めなくちゃ


Episode RWBY
-4-
Chapter


戦闘前

ルビー

よーし、みんなと元の世界に戻るために、キーストーンを探そう

(声)

ルビーさん、やる気満々ですね〜! いよっ、ルビーさん!

ルビー

それじゃあ、次はどこに……

???

ズェアッ

ルビー

きゃあっ な、何

ハクメン

ほう……我が一撃を避けるとは。

ルビー

えーっと……どちら様?

ハクメン

小娘……貴様の持っている石を、こちらに渡してもらおう。

ルビー

いきなり出てきて何? てか不意打ちとかありえなくない
悪いけど、私の目的のためにこのキーストーンは必要なの

ハクメン

為らば推して参ろう……

テイガー

待て、待て、ハクメン。
お前は些か勝手な行動が過ぎるぞ、と言うか卑怯すぎる。

ハクメン

何を謂うか。

テイガー

まあ落ち着け。まったく……貴様は仮にも
六英雄だろ……相手は子供だと言うのに……

ルビー

えーっと……あのー……じゃ、じゃあ私はこれで……

ハクメン

逃がさん

ルビー

ひえっ



テイガー



だから待てと言っている!!
ハクメン、貴様の目的を言え、事によっては、
協力することも吝かではない。

ルビー

ええー……



ハクメン



ほう、赤鬼が協力だと? ふっ……これは面白い。
小娘が集めているキーストーンは本来この世界に属する物。
異世界の存在である者が手にすれば、
この世界にとって決して面白い事ではない。

ルビー

……そんなこと言ったって、これがないと私たちは……




テイガー




成る程、それについては同感だが……ハクメン少し待て。
娘よ、元の世界に戻れるなどと謳っているが、
本当に戻れるかどうかも分からん。
何が起こるか分からんのに、一人で集めるのは危険だと思うぞ。
現に今も……

ルビー

だ、大丈夫だよ 今は一人だけど、一人じゃないし
それに、レイチェルが……

テイガー

レイチェル? レイチェル=アルカードか?

ハクメン

何……だと?

ルビー

う、うん。レイチェルが言ってたよ。
キーストーンを全部集めれば、元の世界に……

ハクメン

戯言を……元より、あの道化の言う事など信用ならぬ

ルビー

えっ? それって、どういう……

ハクメン

問答無用

テイガー

すまんな、悪く思わないでくれ。

ルビー

ちょ、ちょっと 暴力はんたーい

(声)

おーっとルビーさん大ピーンチ!
果たして、この局面をどう乗り切るのかぁ!?

ルビー

こ、これは……さすがに逃げたほうがいいのかも。

ハクメン

逃がすと思うか?

ルビー

あっ? それ……最初に出会った二人がもっていた
キーストーン? まさかあなたが奪ったの?



ハクメン



答える義理はないな……
貴様の目的もこの石を集めることならば、刃を交わすのは必然……

ルビー

……そうだね。キーストーンを前にして退くわけにはいかない



(声)



大の男二人に少女が果敢に立ち向かう……んん〜っ、燃えますねぇ!
しかし、相手はタッグ! かたや、ルビー選手はソロ!
これでは対戦が成立しないぞぉ!

ルビー

そ、そうだった…… ど、どうしよう……

テイガー

正直手荒な真似はしたくない。
抵抗しないでくれるなら、こちらとしても……ってハクメン!!



ハクメン



我は空、我は鋼、我は刃……
我は一振りの剣にて全ての『罪』を刈り取り『悪』を滅する
我が名は『ハク――

???

ぬんッ

ハクメン

ズェア

テイガー

む、新手か?

ルビー

今度は何



ワレンシュタイン



うぬら、このようなか弱き小娘に寄ってたかって……
武人の誇りを持たぬ者共か……?
小娘よ、事情は知らぬが、このワシが助太刀しようぞ

ルビー

え、えーっと……ありがとう……?

(声)

唐突に現れたのは、ワレンシュタイン選手です!
ルビー選手、一命を取り留めたぁ!

テイガー

私は武人ではない、戦士だ。

ハクメン

下らん。邪魔をするなら、誰であろうと斬り伏せるのみ。

ワレンシュタイン

ほぉ……小娘に迫る悪漢共にしては、なかなか良い『気』だ。
気に入ったぞ……

テイガー

その点については少々異を唱えたいところではあるが……
この状況下では、致し方あるまい。

ワレンシュタイン

むん? よく見れば……お主も相当に鍛えておるようだ。
結構、それでこそ漢というものよ

テイガー

鍛えて……? いや、この体は……

ワレンシュタイン

不埒な状況に自分を見失っていたが、よく見れば中々の武人共よ。
……これは楽しめそうだ。

ハクメン

ふん……御託を並べる余裕があるのか?



ワレンシュタイン



それもそうだ。我らに言葉など不要。拳のみが生きる価値よ。
お主、よく分かっておるではないか……
では始めよう。
ワシの爪の餌食になりたい者からかかってくるがよい

(声)

気合は充分のようですね!
それでは、ルビー&ワレンシュタイン選手、
そしてテイガー&ハクメン選手の対戦を始めましょう!

ルビー

と……とにかく、キーストーンは渡さないんだから

ハクメン

来い、小娘。



(声)



それでは両者見合って……レディー……
ファイトォッ!


戦闘後

ハクメン

ズェェェアッ

ワレンシュタイン

ふんっ、効かんな

(声)

勝ったのはルビー&ワレンシュタイン選手でー……
あのー、お二方。対戦はもう終わってますよー?

ハクメン

虚空陣……『雪風』

ワレンシュタイン

ぬおっ? クックック……、思った通りなかなかやりおるわ

(声)

ちょっとー、聞いてますかー!?

テイガー

ああなってしまっては、もはや止められんな……

ルビー

こそこそ……こそこそ……

テイガー

む? お前、何を……

ワレンシュタイン

そらっ これで粉砕してくれるッ

ハクメン

無駄だ



ルビー



今だっ
よーしっ、成功
ハクメン、悪いけどこのキーストーンはもらっていくね

ハクメン

しまった

ルビー

じゃあねーっ



テイガー



あっ、おい待て 待つんだ
……行ってしまったか……ハクメン、貴様の責任だぞ。

ハクメン

ぬぅ……

ワレンシュタイン

くっくっく……小娘に出し抜かれるとは精進が足らぬな……



テイガー



ワレンシュタインだったか……当然のことながら、貴様も同罪だ。
祈りは済んだか?

ルビー

あーっ、ヒヤヒヤしたぁ……

(声)

無事にキーストーンが手に入りましたね、ルビーさん!
ナイスファイトです!




ルビー




ありがとう……どうなることかと思ったけど、
ワレンシュタインが来てくれて助かったよ。
この調子で、最後のキーストーンも見つけなきゃ……だけど……
まさか、いきなり斬りかかられるなんて……
本当に、このまま集めても大丈夫なの……?


Episode RWBY
-5-
Chapter


戦闘前

ルビー

キーストーンはあと一つ、か……

ワイス

ルビー やっと見つけましたわ

ルビー

ワイス? 今までどこに行ってたの?



ワイス



私、少し情報を集めて参りましたの。
ルビー、この大会、どこか変じゃありません?



ルビー



……うん、それは私も気になってたんだ。
いきなり斬りかかってきた白いオサムライさんとか、
忠告してきたアカオニさんとか……
それに、何か隠してるレイチェル……
キーストーンを集めれば元の世界に帰れる、とは言ってたけど……

ワイス

お侍? 赤鬼?? ま……まぁいいですわ……
で、キーストーンはいくつ集まりましたの?



ルビー



えっと、私達が持ってたキーストーンと、
ハクメンが持ってたキーストーン……
それから、ハイドが持ってたこのキーストーンで、
残りは一つだけだよ。

ワイス

あら、順調ですわね。

ルビー

うん、だけど――



オリエ



お待ちなさい
今、貴女のクチにした名、ハイドと、そうおっしゃいましたね?

ルビー

えっ? だ、誰?



オリエ



失礼しました。私はオリエ・バラーディア。
『光輪』のリヒトクライス執行官を務めている者。
城戸くんから奪ったキーストーンは、元はと言えば我らのもの。
速やかに返却していただきたい。

ルビー

城戸くんって……もしかしてハイドのこと?



ワイス



ご挨拶ですわね……私たちはそのキーストーンも含めて、
すべて集める必要がありますの。
お引き取り願えないかしら?

ルビー

ワイス、でも……

ワイス

せっかく集めたんですもの、奪い返されるのは癪というものですわ。

ルビー

それは……まぁ、そうだけど。

オリエ

そうですか……返せないと言うのならば仕方がありません。
武力行使に移らせていただきます。

ワイス

挑まれるのなら負けるわけにはいきませんわ。

ルビー

はぁ……いいよ、ワイスがそう言うなら、私も協力する。

ワイス

ありがとう。

オリエ

話は済みましたか。それでは、不本意ですが参りま――

ワイス

ところで、見たところ、あなたは一人のようですけど。

オリエ

えっ? 一人って? 一人ですけど……?

(声)

そうなんですよねー!

オリエ

きゃあっ な、何者



(声)



オリエさん、実は、ここではタッグを組まないと
戦えないんですよ〜。
対するルビーさんは、ワイスさんとのタッグが成立しています!

オリエ

そんな…… ……戦えないって。なにか『制約』が発生している、
ということ……?

ワイス

あらあら、威勢がいいのは最初だけでしたわね。

ルビー

えっと……見逃してくれないかな?
退いてくれるなら、私達も戦うつもりはないよ。

オリエ

そ、そういう訳には参りません



ワイス



力に自信はあるようですが、あなた一人ではどうしようもない
のではなくて?
助けてくれるような仲間もいらっしゃらないようですし――

???

おっと、そいつはどうかな?

ルビー

新手……

ワイス

どうやら、そのようですわね。

オリエ

貴方は……

(声)

おーっと、ここでゴルドー選手の登場だぁ!

オリエ

どうしてここに……

ゴルドー

そう身構えるなよ、お嬢さん。
見たところ、タッグを組む相手が欲しいんだろ?

オリエ

……まさか、貴方が手を貸すとでもいうのですか?

ゴルドー

まぁ、そういうことになるわな。

(声)

それではルビー&ワイス選手、そしてオリエ&ゴルドー選手の
対戦を……

オリエ

ま、待って 『忘却の螺旋アムネジア』と手を組むなど……



ゴルドー



オイオイ、そりゃいつの話だよ。
俺の方こそ、『光輪おまえら』には恨みがあるが……
坊主は憎くても、袈裟まで憎むこたぁねぇだろ?
それも一時的な話。安心しな、戻ったら敵だよ……

オリエ

それは……

ゴルドー

まずはここから帰るのが最優先だろ。
俺に協力しろとは言わねぇから、お嬢さんに協力してやるよ。

オリエ

いえ、それはそうでしょうが……

ワイス

私たちは構わなくってよ。二人で来なさいな。

ゴルドー

ほら、あちらさんもああ言ってるぜ?



オリエ



……わかりました。私とて、使命に身を落とす身。
自己の都合など二の次ということですね。
納得はできませんが……ここは、共に戦いましょう。

(声)

話はついたようですね!
それでは、さっそく対戦と行きましょう!

ルビー

あなたも鎌を使うのね。

ゴルドー

ほう、お嬢さんもかい。見かけによらず渋いねぇ。
さて、俺の魔鎌と、どっちが強いかな?

ワイス

あなたのその力。試させていただきますわ。

オリエ

いいでしょう。貴女の覚悟、私が背負いましょう。



(声)



火花の量はもう十二分です! 行きますよ! レディー……
ファイッ!


戦闘後

(声)

勝者、ルビー&ワイス選手〜!

ゴルドー

こいつは強えぇなぁ……お嬢さん方。大したもんだ。

オリエ

やはり、『光輪』のリヒトクライス仲間と組むのとは勝手が違いますね……

ゴルドー

なんだよ……、俺の助けは余計なお世話だったって言いたいのか?

オリエ

そ、そうは言ってません

ワイス

行きますわよ、ルビー。今のうちに。

ルビー

う、うん。

ワイス

ふぅ……ここまで来れば、ゆっくり話ができそうですわね。

ルビー

そうだね。でも、話って?

ワイス

当然、この大会と、キーストーンのことですわ。

ルビー

……このまま、言われた通りキーストーンを集めていいのか
ってことだよね。



ワイス



ええ。しかも、他者から奪い取って……
…………

ルビー

どうしよう、ワイス。やっぱり、危ないのかな?



ワイス



……もはや、あまり考えていても仕方がありませんわね。
キーストーンがこうして揃ってしまった。
だったら、いっそ、このまま全部集めてしまった方が
いいのではないかしら。

ルビー

ええっ? でも……何かあったらどうするの?

ワイス

そのときは、私たち……チームRWBYがなんとかしますわ。

ルビー

そんな適当なこと……



ワイス



適当だなんて心外ですわ。なんとかしてきたでしょう、今までも。
それともまさか、リーダーであるあなたが、
仲間のことを信じられませんの?




ルビー




ワイス……
そう……うん、そうだよね。私がみんなを信じなきゃ。
私は、チームRWBYのリーダーなんだから



ワイス



その意気ですわ。
……それでは、私はこのことをブレイク達にも伝えてきますわ。
ルビー、あなたはキーストーンを。……頼みましたわよ。






ルビー






うん、任せて。残り一つも、必ず見つけちゃうよ
さて、私も……
って、あぁー タッグでしか戦えないなら
ワイスと一緒に行動したほうがよかったんじゃあ……
ん〜。このまま先に進むしかないか。


Episode RWBY
-6-
Chapter





ルビー



(キーストーンのことは気がかりだけど、
集めないわけにはいかないよね……)
(ワイスが……みんなが、私を信じて預けてくれたんだもん。
私もみんなを信じて、がんばらないと

(声)

……ルビーさん? ルビーさーん? 聞いてますかー?

ルビー

えっ? あ、な、何?

(声)

ついにキーストーンもあと一つですね、ルビーさん!

ルビー

そ、そうだね……



(声)



あそこ、あそこ。ちょうどいいところに、誰かいるみたいですよ?
キーストーンを奪うチャンスですよ、ルビーさん!



ルビー



あの人達も他の世界の……
こんにちは。あなたたちも参加者なの?

雪子

えっ?

陽介

お、おう、こんちは……あなたたちもってことは、キミも?

ルビー

うん、私はルビー・ローズ。

陽介

あーえっと、俺は花村陽介。

雪子

私は天城雪子。よろしくね。

ルビー

えーっと、ヨースケに、ユキコね。よろしく

陽介

やば……この世界の人らって、もっとこう、やばいヤツかと
思ってたけど、フツーに可愛い子もいんのか……

雪子

やばいヤツ……、もしかして、私も……?

陽介

……その発言が十分ヤバいです、はい。



ルビー



あはは……
ねえ、二人はキーストーン持ってない?

陽介

ん? ああ、持ってるぜ。ほら。

ルビー

やったあ、やっと四つ目だ

陽介

おわっ

雪子

え……あの子、武器構えてる。

陽介

ウソだろ? あんな子までキーストーンを狙ってんのかよ

ルビー

ごめんね、でもそれで最後なんだ。行くよ、クレセント・ローズ

雪子

待って、私たちは……

ルビー

問答無用 さあ、あなたたちも構えて

陽介

仕方ねぇ……天城、やるぞ

雪子

う、うん

ルビー

キャ〜〜〜〜〜〜ッ

陽介

うお、ビックリした 今度は何だよ



ルビー



も、も、もしかして……
あ、あなたたちは、あの、伝説の異国に古来より伝わる……
ニンジャに、ゲイシャ

雪子

えっ……?

ルビー

まさか生で見られるなんて 超〜〜〜〜クール!!

雪子

あの、私たちは別に……

陽介

へへ、まあ、あんま悪い気しねーけどな。

雪子

花村君

ルビー

ねえ、もっとよく見せて
ニンジャやゲイシャと戦えるなんて、夢みたい

陽介

しゃーねー、一回だけだかんな

雪子

はあ……私も参加するんだよね、それ。



ルビー



よーっし、それじゃあ行くよ、ニンジャさんにゲイシャさん
四つ目のキーストーン、いっただきまー……

(声)

ルビーさん!!

ルビー

っと、っとぉ な、何

(声)

逆に、もう忘れたんですか!?
ここではタッグを組まないと戦えないんですよう!

ルビー

あっ、そうだった……じゃあ――

???

対象を認識……キーストーン三つの所持を確認。
これより対象に接触し、武力介入を開始します。

ルビー

? 誰かいるの?

Es

私はEs。ルビー・ローズ、貴女のお手伝いをしにきました。

ルビー

えーっと……つまり、私の味方?

Es

肯定します。花村陽介と天城雪子を、攻撃対象として認識……

陽介

よ、よく分かんねーけど、俺ら、ピンチってやつ?

雪子

……そうみたい。花村くんのせいだよね、これ。

(声)

おおーっと、ルビー選手に助太刀か!?
謎の巨乳美少女の登場です!

ルビー

やったあ、これでニンジャとゲイシャと戦える

雪子

……違うのに。もうやるしかないよね、これ。

陽介

言い訳してる場合じゃねーもんな。行くぜ、ジライヤ

雪子

来て、コノハナサクヤ……

ルビー

ワオ まだ隠し玉があるなんて……ふふっ、サイコー

Es

対象の殲滅を開始します。



(声)



それでは参りましょう!
ルビー選手と、謎の巨乳美少女ことEs選手!
相対するは、ジャパニーズニンジャ! アーンド、ゲイシャ!
花村陽介選手と天城雪子選手だぁ!

ルビー

ヒャッホー

Es

……

(声)

おーっと、ルビー選手の方は凄い温度差だ!

陽介

大丈夫かよ、あいつら……

雪子

……私、芸子さんじゃないのに。



(声)



ええ、まぁ、約一名ほど、すでにテンションが最高潮に
達していますが……気にせず行きましょう!
レディ〜〜……ファイッ!


Episode RWBY
-7-
Chapter



(声)

異文化交流バトル、戦いを制したのはルビー&Es選手です!

ルビー

やったー 大勝利
って、大丈夫? ちょっとやりすぎちゃったかな……

陽介

ってぇ……なんだあの子、まじつえーじゃんか……

雪子

うう……私たちとは動きが全然違うみたい。

ルビー

ごめんね。でも、私たちにはこれが必要なの。

Es

対象沈黙。目標を回収したため対象の排除を行ないます。

雪子

え? 何?

陽介

お、おい、これって……うわああ

ルビー

な、何をしたのEs?

Es

心配はいりません。彼らもまたこの世界に取り込まれた被害者に
過ぎません。一時的に安全なところに隔離させていただきました。



ルビー



本当? ん〜まぁ無事ならいいんだけど……
とにかく、キーストーンが全部そろったぁ〜

(声)

いや〜、今までお疲れ様でした!
そして、おめでとうございます!



ルビー



ありがとう。これで、元の世界に戻れるんだよね?
Es、あなたが協力してくれたお蔭だね。本当に助かったよ。

Es

……

ルビー

Es?



Es



対象のキーストーンの所持を確認……1……2……3……4。
確かに、すべてそろったようですね。
では……そのキーストーン、私がすべて回収させていただきます。



ルビー



えっ……?
なになに? どういうこと?

Es

言葉のとおりです、拒否するというのであれば、
武力行使もやむを得ません。

ルビー

ど、どうして? さっきまで協力して……

(声)

おおっと、Es選手まさかの裏切り行為か!?
これは面白い展開になってきたぁ!



Es



貴女と私の戦力差を考慮すると、抵抗はおすすめしません。
ですから、キーストーンをこちらに……



ルビー



わ、渡せないよ
せめて、ちゃんと理由を説明して。

Es

……機密事項です。

ルビー

機密? え? なにそれ??

Es

……

???

その機密ってやつ、俺も知りてぇなぁ……

ルビー

えっ……?

Es

ラグナ=ザ=ブラッドエッジ……

ルビー

ラグナ? ……ねぇ、あなたもこの大会の参加者なの?



ラグナ



大会ねぇ……まぁ、そういうことでいいわ。
状況は、多分お前と同じだ。いつの間にかこの世界にいて、
わけわかんねぇ戦いに参加することを強要されてる。

ルビー

じゃあ……やっぱり、今まで戦ってきた、他のみんなも……

ラグナ

同じなんだろうな。

ルビー

……なら、あなたも、元の世界に戻るために……?

ラグナ

そりゃそうなんだが……

ルビー

じゃあ……

ラグナ

おっと、勘違いすんじゃねぇよ、俺はテメェと敵対する気は
ねぇから。

ルビー

……どういうこと?



ラグナ



どうもこうもねぇだろ……
そこのチビが『機密』って言ってたじゃねぇか……
あのウサギもだ。ぜってぇ何か隠してやがる……
つか、どう考えたって怪しいだろ。

Es

……

ルビー

ウサギ? もしかしてレイチェルのこと?
……それじゃあやっぱり……

ラグナ

あいつに会ったのか?



ルビー



うん。キーストーンを集めれば、元の世界に戻れるって
教えてくれたよ。
『全部集めたら私のところに来なさい』って。
その時に、戻るための方法を教えてくれるって……

ラグナ

……それで?

ルビー

だけど結局それだけで……これが、そしてこの大会が何なのか、
肝心なことは言ってくれなかった。

ラグナ

……へっ。だろうな。

ルビー

ねぇ、Es。どうしても話してくれないの?

Es

……ルビー・ローズ。キーストーンをこちらに渡してください。

ルビー

もう、そればっかり……



ラグナ



……テメェらがそういうつもりなら、俺にも考えがあるぜ。
おい、ガキ。

ルビー

ガキ? ……え? 私のこと

ラグナ

おめぇだよ、どう見たってガキだろ。それはともかく……

ルビー

良くないよ 訂正して訂正!!



ラグナ



うるせぇな……ガキはガキだろ……
とにかくだ、アイツから聞きてぇ事が山ほどある……
だからテメェとタッグを組んでやるって言ってんだよ、ルビー。



(声)



おめでとうございます!
ルビー選手&ラグナ選手、タッグ成立でーす!
さあ、暴力と言う名の話し合いでEs選手をけちょんけちょんに
してあげてください!

ルビー

そんな、訳も聞かずに戦うなんて……
もしかしたらEsにも何か事情が……

ラグナ

ほぅ……ならどうぞ、話し合いで解決してくれ。

Es

対象を攻撃目標として認識……戦闘態勢に入ります。

ルビー

Es〜!!

ラグナ

おら来るぞ、構えろ




ルビー




くっ……
もぉ 私だって訳が分からないままやられるわけにはいかない
行くよ、ラグナ

ラグナ

テメェも出遅れんなよ

Es

戦闘レベル上昇……ファントムフィールドを形成する魔素の一部を
使用しダミーユニットを生成。



(声)



さぁ盛り上がって参りました!
ルビー選手と対峙するのは、自らの影!
ルビー&ラグナ選手、この壁を打ち破れるのでしょうか!?

Es

対象の殲滅を開始します。


Episode RWBY
-8-
Chapter


戦闘前

Es

継戦能力低下……作戦続行……不可。



ルビー



さあ、私達が勝ったんだから、質問に答えて
どうしてキーストーンを欲しがるの?
そもそも、このキーストーンって何?

Es

……

ラグナ

おい……

ルビー

大丈夫だよ、ラグナ。きっと、Esは悪い子じゃないよ。

ラグナ

……けっ、はいはい、好きにしろよ。



Es



……そのキーストーンはこの世界と別の世界をつなぎとめる
核となるもの。
すべてのキーストーンを封印することで取り込まれた者たちは
あるべき場所に帰ることができるでしょう。



ルビー



そうだったの
じゃあ、私の持ってる、このキーストーンを
すべて封印すれば……

Es

はい。このファントムフィールドは消滅し、
元の世界に戻ることが可能です。

ルビー

先に言おうよそれ 戦う必要無いじゃん
もぉ〜とにかくすぐやっちゃおうよ って、どうすれば――

Es

ただし、そのためにはアルカード家の血筋を引くものの力が
必要となります……それと……

ラグナ

アルカード家だと? つか、あのウサギが何の企みもなく
動くわけがねぇ なんだ 何が目的だ

ルビー

それならあとはレイチェルと合流すればいいのね。
よし ようやくゴールが見えてきた

???

でも、本当にこのまま封印しちゃっていいんですかねぇ?

ルビー

え? その声って……ハザマ?

ラグナ

てめぇ……何しにきやがった?

ハザマ

そんなに怖い顔で睨まないでくださいよ。
私だってあなたたちと同じ被害者側の身なんですから。

ルビー

封印してもいいのかって……どういうことなの?

ハザマ

仮に彼女の言っていることがすべて信用できるとして……
とてもとても気になる事があるのですが……

ルビー

気になる?



ハザマ



声ですよ、『声』。貴女も聞いていたでしょ?
貴女をここ迄導き、戦闘を促していた声。気になりませんか?
私はすご〜〜く気になるんですよねぇ……
なのにそれが不明なまま封印してしまって
本当にいいのでしょうか?

ルビー

それは……そうだけど。

ラグナ

ケッ、興味ねぇよ。んなこと。
さっさとこの事態を収束させて元の世界に戻るほうが先決だ。



ハザマ



嫌ですね〜そんなことでは。
物事に対する探究心を失ってしまっては人間は成長しませんよ?
それで。本当のところどうなんです?
当然……聞いているのでしょう?

(声)

もちろん聞いていますよ。

ハザマ

聞かせてもらえませんか? あなたの目的を。




(声)




目的……ですか。聞いたところでなにもかわりませんよ?
それはもうほぼ果たされているようなものなのですから。
キーストーンを所持し多くの戦闘を重ねることで
ルビー・ローズとのリンクはすでに確立しました。
あとは、彼女を触媒としてこのフィールドを彼女の世界に
シフトさせることですべてのプロセスは完了する。

ラグナ


ハザマ

あぁ……なるほどなるほど。つまりあなたの目的は
『他世界への進出』といったところでしょうか?

ルビー

それって、私たちの世界がここと同じような状況になるってこと?

ハザマ

あの声の主が支配する世界……ということになるんでしょうかね?

(声)

さて、最終プロセス……の前に邪魔な因子を排除しましょうか。

ルビー

え? なに、キーストーンが……光ってる。

(声)

ルビー・ローズ。あなたが戦闘によって蓄積してきた情報が
キーストーンの真の姿を解放するのです。

ラグナ

危ねぇ

ルビー

きゃっ……ラ、ラグナ

ラグナ

ぐはぁっ



ルビー



大丈夫? ラグナ
これが、キーストーンの本当の姿?

Es

こうなってしまった以上、封印を施すことは不可能。
殲滅を……開始します。




ルビー




その傷じゃ無理だよ そうだ、ハザマは?
って、いない まさかさっきの衝撃で?
ねぇEs、あれを倒さないと元の世界には戻れないの?
他に方法は?

Es

私の知る限り……他にはありません。



ルビー



あぁ、ど、どうしよう……Esも、ラグナも、今は戦えないし……
私一人でなんとか……



(声)



安心してください。
触媒であるあなたはちゃんと元の世界に送り届けてあげますよ。
ただ、暴れられるとやっかいですからね。
少しの間眠っていていただけますか?

ルビー

お姉ちゃん……

ヤン

ルビーッ

ルビー

こ、この声……

ヤン

無事だね、ルビー

ワイス

ルビー、助けに参りましてよ

ブレイク

何、あれ……キーストーン……なの?

ルビー

みんな……

ヤン

ようやく合流できたってのに、なんだかピンチのようじゃない?

ワイス

そのピンチに駆けつけられて良かった、と言うべきですわ。

ルビー

ワイス……みんな

ワイス

ルビー、アレは何ですの?

(声)

おやおや、これはまた全員おそろいのようで。

ヤン

あれ、この声って、まさか……

ブレイク

……私たちに大会のことを説明してた、アイツ?



ルビー



そうだよ。そしてあいつは私達の世界を乗っ取ろうとしている
悪者だったみたい。
封印しようとしたんだけど、間に合わなくて。
でもこいつを倒せば元の世界に戻れるはず

ワイス

そうなんですの? それなら、話が早いですわ。

ブレイク

要するに、あれを倒せばいいのね。

ルビー

うん、私達……チームRWBYの力で

ヤン

なるほどね。それで、具体的にどうする、リーダー?



ルビー



うーん……
あれを倒さなくちゃいけないのはもちろんだけど……
Esとラグナのことも放ってはおけない。
ヤンお姉ちゃん、ブレイク Esとラグナをお願い。絶対に守り切って

ヤン

オーケイ

ブレイク

二人には、指一本……いえ、欠片一つ触れさせない。

ラグナ

チッ……なさけねぇ。

ルビー

なさけないだなんて。私のこと庇ってくれたんでしょ。

ヤン

そうなの? それは、私からもお礼を言っておかないとね。
ありがとう、私の妹を守ってくれて。

ラグナ

礼はいらねぇよ……つか、お前ら姉妹かよ……

ルビー

ワイス、私と一緒に戦ってくれる?

ワイス

ええ、準備はよろしくてよ。



(声)



ルビー・ローズにワイス・シュニー。
貴女たちを無力化して全ての目的を果たしましょう。

ルビー

この戦いが終わったら、私達は元の世界に帰れる……

ワイス

行きますわよ、ルビー これで最後ですわ

ルビー

うんっ 帰ろう、私達の世界に


戦闘後

ワイス

決めなさい ルビー

ルビー

これで……とどめ

ラグナ

やったか?



Es



目標の停止を確認。機能レベル低下。……沈黙しました。
ファントムフィールド収束開始。

ヤン

よっしゃ。よくやったルビー ワイス

ワイス

私たちが力を合わせればこのぐらい当然ですわ。

ルビー

うん チームRWBYの完全勝利

ブレイク

これで、元の世界に戻れるのね。

ハザマ

さぁ〜て、果たしてそううまくいくでしょうかね?

ルビー

ハザマ 無事だったの?



ハザマ



本来封印する予定だったものを破壊してしまったのですから、
本当に無事元通りになるのか否か。
まぁ、私としてはそれはそれで楽しめそうではありますけどね。

ルビー

何を言っているの?

ハザマ

では、ルビーさん。これを。

ルビー

え? これって……赤いキーストーン

ハザマ

無事に帰れることを祈っていますよ。それでは。

ルビー




(声)



……さん……ルビーさん……
ルビーさん! 聞こえてますかー!? ルビーさーん!!






ルビー






うぇ? き、聞こえてる聞こえてる
……あれ? ここは……
このベッド、私の……? ……天井や、部屋も……
もしかして、元の世界に帰ってこられた……の?

(声)

目が覚めたみたいで、良かったです。お体に異常はありませんか?

ルビー

え、うん、大丈夫だけど……誰? どこにいるの?

(声)

やだなぁ、ルビーさんがしっかり握ってくれている
じゃないですか!




ルビー




どういうこと……って。
え……ええっ? これ、キーストーン?
どどどうしよう、とりあえずゴミ箱に……

(声)

わーっ、捨てないでください! もう悪さしませんから!

ルビー

ホントに……?

(声)

本当ですよ! 私も深〜〜く反省したんですよ……
その節はご迷惑おかけしました……

ルビー

そ、そこまで気にしなくていいけど……

(声)

あの世界――『ファントムフィールド』は私が生み出したのです。

ルビー

うん、それは知ってるよ。



(声)



しかし、ルビーさんに倒されたことによって、
力の大部分が吹き飛んでしまいまして……
今はこの小さい体をなんとか保っている状態なんですよ。



ルビー



そうだったんだ……
……じゃあ、やっぱりこの結晶を壊せば……

(声)

ひいっ!? やめてくださーーい!

ルビー

んー? どうしようこれ……

ワイス

もう、ルビー。騒がしいですわよ。

ヤン

よかった。目が覚めたんだね、ルビー。

ルビー

ワイス、お姉ちゃん
二人とも帰ってこられてたんだね。……ブレイクは?

ブレイク

ここにいるわよ。

ルビー

よかったぁ……みんな、無事だったんだね。

ワイス

一番のお寝坊さんはルビーですわ。

ヤン

だね。でも、元気そうでよかった。

ワイス

ええ、まったく。

ブレイク

それはそうだけど……ねぇ、ルビー。貴女が手に持ってる、その石……

ルビー

ああ、これは……

(声)

みなさん、元の世界に帰れたようでよかったです。

ヤン

えっ? この声……あんた、あっちの世界の

ワイス

連れてきてしまったんですの

ブレイク

破壊しましょう。

(声)

わーっ、やめてー!!




ルビー




あはは……
みんな、大丈夫だよ。もう、この結晶分しか力がないんだって。
だから、もうあんなコトできないと思う。……だよね?



(声)



はい、ルビーさんのおっしゃる通りで……
私もみなさんに謝りたかったんですよぅ。
あの世界では、大変お騒がせいたしました。

ヤン

……なんか、キャラ変わってない?

ワイス

力を失った際の影響で人格までも変わってしまった
ということですの?

ルビー

というより、おとなしくなったって感じ?

ヤン

じゃ、今は安全ってこと?

ワイス

そうとも限りませんわよ。

(声)

失敬な! もう何もしませんし、する力もないですよぉ……

ワイス

本当かしら。

ブレイク

ルビー。ソレ、どうするの?

ルビー

う〜ん……

(声)

あのー、私のお願いを聞いてもらえないでしょうか?

ルビー

お願い?

ヤン

何? 言うだけならタダだよ。聞くかどうかは分かんないけど。

(声)

私はみなさんの世界をもっと見てみたいです。

ルビー

私達の世界を……?




(声)




はい。どんな文化があるのか、歴史があるのか……衣食住や文明……
それに、あなたたちの仲間や友達……
この世界には、いったい他にどんな人間が住んでいるのか?
ああっ、考えるだけでワクワクしてきます!

ワイス

……なんだか、あまり悪い気はしませんわね。

ルビー

……だよね。私もそう思う。

ヤン

そうだね……なんか、ちょっとかわいいかも。

ブレイク

そう?

ルビー

ねえ、この子……私達で保護しちゃうのはどうかな?

ワイス

また、そんなことを。

ブレイク

まぁでも確かに、監視しておけば悪いことはできないわね。

ヤン

アハハッ、ペットみたいなもんだ。

(声)

私はそれでも構いませんよ! えーっと、ワンワン!

ヤン

残念、犬はもうウチにいるんだよね。

(声)

そ、そうなんですか!? それじゃあ……ニャ〜!

ブレイク

……猫を侮辱してるの?

(声)

ええっ!? そんなつもりは……!



ルビー



ふふっ、賑やかになるね。
色々あったけど……あの世界で、もっと強くなれたような気がする。

ワイス

みんなの絆も深まった気がしますわ。

ヤン

チームRWBY、レベルアーップ

ブレイク

大変だったけど、みんな無事に帰ってこられた。

ワイス

ええ。貴女のお蔭ですわよ、ルビー。

ルビー

えへへ……当然だよ だって私は――

ワイス

リーダーだから、でしょう?

ルビー

先に言わないでよ

(声)

よろしくお願いします、リーダー!

ルビー

う、うん、よろしく……
あはは、困難を越えて仲間が増えるなんて、まるで小説みたい。

ブレイク

貴女の大好きな、ね。

ヤン

ルビー、ヒーローじゃん いや、ハンターか



ルビー



ふふっ、私にとっては、どっちも同じようなものだよ。
よーし、これからも、困っている人のために頑張ろう

全員

おーっ