バイオハザード アウトブレイクのイメージ・設定画像の文章


発生

ラクーンシティ中心街に店を構える
バー「J'sBAR」。
店長がワイン通で知られ、世界各国の
銘酒が楽しめる店として人気が高い。
ラクーン警察の警官もよくこの店を
利用していた。
酒の専門書やジャズの本が並ぶ棚には、オーナーお気に入りのワインが
数本飾られている。
希少価値の高い銘柄も惜しみなく開け、晩酌を楽しんでいたようだ。
オーナー自慢の酒倉庫。
自ら吟味し、厳選したものしか店には出さない。
とりわけブルゴーニュ産のものがお気に入りで、
そのコレクションは百数十種に及ぶ。
シンディが働いていた「J'sBAR」の各所。
店員たちの普段の生活が垣間見える。

 シンディのロッカー。
 正面にはラクーン動物園のマスコット
 キャラクターのステッカーが。

 向かいのビルから見える電飾看板。
 あまりの眩しさに苦情が出ることも…。

零下

施設内での研究の中核は、おそらく生物兵器に関するものであろう。
所内各所に、培養液に浸された謎の物体の姿を見ることができる。
薬品処理室は、研究に使用された各種薬品を安全に処理・廃棄する
場所である。
万全なはずの構造のどこに欠陥があったのか、廃薬の影響を受けたと
おぼしきモンスタープラントが壁にはびこっている。
研究所の各セクションは厳重にロックされている。
研究所員はカードキーによりセクション間を移動できるが、
入室可能範囲は所員の階級により厳格に定められている。
アンブレラ地下研究所へ通じるターンテーブル。
場所はラクーンシティ中心街から離れた工業地帯。
廃工場の一角をカモフラージュに、その存在を隠している。

巣窟

ラクーン病院全景。
屋上にはヘリポートがあり、緊急の場合に備えている。
正面玄関前の道路の向かいには公園が広がっている。
ラクーン病院正面玄関。
救急指定病院ということもあり、夜間でも比較的明るい。
市民の健康を担う医療施設の要である。
下水路の天井や壁面に張り付いたヒルの群れ。
どれだけの数がいるのか見当もつかない。
熱を避け、居心地のいい場所を求めた結果、
ここに集まったようだ。
病室の窓からは公園が見渡せる。
晴れた日には、子供たちの嬌声が風に乗って聞こえてくる。
だが今は、死者たちの不吉なうめき声が漂うばかりだ。

獄炎

舞台となるのは「アップルイン」と呼ばれるホテル。
比較的安価な宿泊料金で、学生や旅行者がよく利用する。
一階にあるレストランは月がわりのコース料理が自慢だ。
シングルタイプの客室。
一泊25$と良心的な価格設定だ。
オーナーの趣味のアンティークが飾られている。
アップルイン内を管理する警備室。
警備員はここに交代制で住み込み、生活空間として利用している。
中には、趣味のモデルガンを持ち込み、棚に飾って悦にいる者もいたようだ。
アップルインの客室群は、アップルインスクエアと呼ばれる
中庭を囲むように位置している。
庭中央の石碑には建物の案内図が記されている。

決意

広い吹き抜け構造のエントランスホール。
戦前に、日本人建築家K.オザワによって設計された。
正面中央の壁に飾られた巨大な肖像画は、初代学長の
ウィリアム.A.フィッツジェラルド氏のものである。
ラクーン大学の象徴とも言える時計塔。
設立当時からほぼ変わらぬ姿で現存しており、歴史的にも価値の高い
建造物だ。
50年以上も変わらぬ音色で、鐘の音は構内に響き渡る。
 ほぼすべての調度品に
 骨董的価値がついている。

 学長室のトロフィー群。
 さまざまなスポーツ大会での活躍の証だ。

 歴代学長の写真。
現学長の趣味で集められた世界各国の美術品。
中には国立美術館級の宝もあるとか…。

 設計者から贈られた
 日本式銃。

 アンティークチェス。

 ラクーン出身の彫刻家の作品。

咆哮

ラクーン動物園正門。
すぐ前には路面電車の停車駅があり、週末には家族連れでにぎわう。
被災時は緊急避難場所として利用されることもある。
植物園と鳥舎を兼ねたドーム式の建造物。通称「ジャングルドーム」。
室内は高温多湿に保たれ、700種以上の珍しい熱帯植物や
鳥類を鑑賞できる。
動物たちの演芸を見せる小さなステージ。
小熊、サル、犬といった小動物たちの愛らしい舞台は子供たちに人気だ。
動物園のメインイベント「エレファントショー」を鑑賞できる建物。
コロシアムを模した観客席は600人を収容。
電飾をまとった象とサーカス団員らで催されるアトラクションには、
最新のアミューズメント施設にはない懐かしさと独特の味わいがある。

異界

かつてはラッシュ時に人並みでごったがえした改札。
現在は利用客も減り、ゲートもいくつかは閉じられたままになっている。
カイトブロス・レールウェイ社が1969年に開設した、
ラクーンシティの地下動脈。
最盛時には8駅を結び、10万人の市民の足として利用された。
現在は利用客の減少から規模を縮小し、通勤時間帯以外の
運行本数を大幅に減らしている。
地下鉄職員が地下換気施設へ向かう際に利用する連絡階段。
普段は閉鎖され、めったに人通りがない。
地下施設からの排気を集合させ、地上へと排出するための通風坑。
ラクーン市街には、このような大規模な排気施設がいくつかある。

記憶

アークレイ山地のふもとに広がる森林内に建てられた病院。
5年前のとある事件がきっかけで廃業となり、今は訪れるものはいない。
ラクーンシティにおいて、この病院の存在や事件の記録については、
誰しもが触れたがらないようだ。
病院近くの旧山道沿いにひっそりと建つ山小屋。
ここに誰が住んでいるのか、何の目的で建てられたのかは不明。
旧山道から尾根を伝ってゆくと、エイムズ河につながる支流へと
降りることもできる。
季節によっては深い霧が一日中たちこめ、遭難被害が頻発する。
病院が廃業に追い込まれた真の理由は、
世間には公表されていない。
外国の製剤企業から未承認試薬を密輸し、
患者の生死を問わない投薬実験が
続けられていた…との憶測もあるが、
それを裏付ける証拠は見つからなかった。
アンブレラの関与は幾度となく疑われたが、
そうした話題そのものが この街では忌避される。

死守

R.P.D.(ラクーン市警)本署。
古い美術館を買い取り改築したもので、
外観には豪奢な美術意匠が残されている。
吹き抜けの中央ホールは改築前の美術館の雰囲気を多く残している。
中央に安置された「水瓶を抱えた女神像」は署のシンボル的存在だ。
遺体を格納・保存するための棚が壁面に並ぶ検死室。
建物自体は古いが、空調設備は最新のものに換装されている。
常に冷気に満ちたこの部屋に長時間留まっていると、
死者の声なき叫びが聞こえてくるような妄念に囚われる。
被疑者の取調べを行う部屋。
マジックミラーを掲げた壁のすぐ隣には、被疑者の「面通し」を行うための
確認の部屋もある。
本来は一つの部屋だったものを、改築時に分断したようだ。

突破

アンブレラ社開発センター内にある培養実験室。
床には液体保冷剤が循環しており、室内を一定温度に保つ。
培養カプセルは200リットル以上の容積を持った大型のもの。
強化フレームによる厳重な密閉が可能となっている。
様々な動物実験を行っていたであろう部屋。
レーザーバリアや耐圧マットで厳重に囲まれている様子から、
いかに危険な実験が行われていたかが想像できる。
ラクーン市街から下水施設へと降りる階段。
幹線道路はもとより、狭い通路や路地も各所で寸断されているようだ。
大掛かりな下水施設を作る際に、古い下水沿いに掘られた連絡路。
こうした坑道は市内の地下各所に点在し、朽ちるがままになっている。