手に入れたアイテムは調べてみる ステータス画面のアイテムコマンドで 「調べる」を選ぶとアイテムモデル が表示されますので調べたい所を 正面に向けて調べてみましょう。 押せるものを探してみる 押せるものに向かって方向キー上を 押し続けてみましょう。 隠し部屋やアイテムなどを発見 する事があるかも。 |
クイックターンを有効に使う 方向キー下を押しながら ×を押すと180度ターンします。 敵を攻撃した後に振り向いて遠ざかる のに有効な基本技です。 行き詰まったらマップを見てみる 次に何をすれば良いか迷ったら マップを確認してみましょう。 行っていない場所や開ける事のできる 扉などが判るようになっています。 |
昇る・降りる ゲーム中には昇ったり降りたりできる 物が存在します。 それらに向かって□or○ を押してみましょう。 セキュリティーBOXの注意点 刑務所にあるセキュリティーBOXに 保管したアイテムをアイテムBOX から取り出すことはできません。 取り忘れには十分注意しましょう。 |
映写室のゴールドルガーが取れない このトラップはプレイヤーだけでは解除することはできません。 あるイベントを起こすと解除できるようになります。 解除する仕掛けがわからないときは部屋にある物を良く調べてみましょう。 ヒントが隠されています。 生物実験室に入れない 生物実験室付近にあるシャッターが閉じてしまった場合、換気が完了した知らせを受けるまでは開けることができません。 私邸寝室のハシゴを登れない 二つのオルゴールに青いサファイアと赤いルビーに関係する対のアイテムを両方はめて、あることをすれば・・・。 仕分け機の荷物がうまく送れない 仕分け機は荷物に貼られているある物で荷物をどこの部屋に仕分けるか判断しています。荷物を送りたい部屋のすでに仕分けた荷物を調べてみると・・・ キャラチェンジの注意 操作するキャラクターが変わる場合や再び元のキャラクターに戻る場合にはチェンジ後に苦戦しない為にも武器や弾薬を残しておきましょう。 アイテムの再利用 クリス編ではクレア編で使ったアイテムをもう一度使用する場合があります。進行に詰まった時はクレア編の事を思い出してみましょう。 トラップの逆利用 ゲーム中にはプレイヤーの命を狙うトラップが存在しますが、時にはそれを逆利用する事も必要でしょう。 |
入所許可申請書確認後、 入所予定者リストに追加する事。 刑務所守衛室長 ポール・スタイナー |
入所許可申請書 刑務所D地区入所許可証を申請する。 内容詳細は下記の通り。 入所者: カール・グリシャム 入所目的:下記物資搬入のため。 1.メタルインダストリー社の新製品 「TG−01」サンプル 2.刑務所発注分の各種生活物資 |
備考: 1. 運搬用トラックにて入所予定 2.「TG−01」サンプルは 指定のアタッシュケースに保管 |
貴社の皆様には日頃より 弊社製品をご利用いただき、 感謝いたしております。 さて、この度弊社の技術を結集させ、 探知機非反応特殊合金「TG−01」 の開発に成功いたしました。 |
1.金属反応を探知する あらゆるセンサーに反応しない。 2.入出国の際の レントゲン検査に映らない。 3.強度に優れ、軽量である。 |
今後は本新素材を使用した様々な 武器の開発を予定しております。 製品サンプルを同梱いたしますので、 ご利用のほど御検討をよろしく お願いいたします。 メタルインダストリーCO. 開発計画主任 カール・レッドヒル |
−ユーザーズマニュアル− 当社新製品 3Dオートデュプリケーターは、 異なる二つの機械部で構成されている 工作機械です。 |
3Dスキャナー部 立体物を3Dデータ化する機械です。 スキャナー部のトレイに加工元となる 素材をセットすれば、簡単操作で スキャニングが開始されます。 スキャニングされた加工元素材は 3Dデータ化され、 オートデュプリケーター部に 自動転送されます。 |
オートデュプリケーター部 自動で立体加工を行う機械です。 加工用素材を機械にセットすると、 3Dスキャナー部でスキャンされた 3Dデータに基づいて加工が 開始されます。 加工は極めて忠実に行われ、 仕上がりは加工元素材と寸分違わず、 美しく仕上ります。 |
緊急時に作動する生物実験室の ドアロックシステムだが、 あれはお前も知ってのとおり 4桁のパスナンバーで 解除されるようになっている。 それくらいは覚えているよな? |
今回、システム管理者から定期的に パスナンバーを変更するように指示が きたんだが、お前ときたら パスナンバーやら化学式やらの 重要なことを書いたメモを いつも無くしちまう。 |
そこでだ、生物実験室の奥に赤い 人骨の絵がかけてあるだろう。 今回はそのサインのナンバーを そのままパスナンバーに することにした。 メモを無くしてしまった場合は 絵を見るようにするといい。 |
もっとも、緊急時の パスナンバーなんか使うことは ないだろうがな。 まあ、そういうことだ。うっかり屋。 |
アルフレッド様 この度のアシュフォード家当主御継承 心よりお喜び申し上げます。 つきましてはアシュフォード家の 慣例に従い、祝品である陶器の壷を 贈らせて頂きます。 |
この慣例は、聡明さとその美しさで 名高い我がアシュフォード家創始者 ベロニカ様に、当時の執事が記念の 品として金色に輝くティーカップを 作らせて贈ったことに由来しています。 二代目当主のスタンリー様、 スタンリー様のご子息であり 三代目当主のトーマス様に仕えた者も、 ベロニカ様にあやかり同様の品を 職人に作らせて贈りました。 |
その後当主の座はトーマス様とは 双子のご兄弟であるアーサー様へ… アーサー様からあなた様のおじい様で あるエドワード様へと受け継がれ、 我がアシュフォード家は最盛の時を 迎えるに至ったのです。 アンブレラという大製薬会社の設立も エドワード様のご活躍の賜物で ございます。 |
しかし、 エドワード様がお亡くなりになり、 あなたのお父様アレクサンダー様が 当主をご継承なさった頃から、 徐々に栄光のアシュフォード家にも 翳りが見えはじめたのでございます。 |
あなた様のお導きにより、 再びアシュフォード家に、 この壷の如き永遠の輝きが 宿らん事を祈って アシュフォード家執事 スコット・ハーマン |
この研究所には、アシュフォード家の 最高機密が保管されている。 万が一の事を考え、制御室に 機密を消滅させる自爆装置を 設置し、コンピューターから 作動させる、起爆コードを設定する 事にした。 |
起爆コードが使われると 移動をスムーズに行うために 全てのドアのロックは解除される。 格納庫に直結したエレベーターを 使えば短い時間でも 脱出できるであろう。 |
起爆コードは、全ての計画の 元になった偉大なる始祖、 美しき人をたたえる。 アシュフォードに栄光が輝いている。 アレクサンダー・アシュフォード |
強化耐蝕合金「ディプロイド」を 新型B.O.W.の保存用カプセルに 採用する予定でしたが、 急きょ中止が決定しました。 その理由は「ディプロイド」が 強い酸を含むあらゆる液体に 優れた耐性を誇っていたにも関わらず、 2種類の薬品「クレメントα」と 「クレメントΣ」の混合液に浸す事で、 簡単に溶けてしまう欠陥が 判明したからです。 |
新型B.O.W.の危険性を考慮すると、 カプセル素材の選定に1つの例外も 認めるわけにはいきません。 保存カプセルの素材に対して不採用が 決定した今、この「ディプロイド」を 用いて作られたのは、 結局のところインディゴブルーに輝く 「イーグルプレート」のプレート部 だけという事になってしまいました。 |
〜「クレメント系薬品」について〜 αは銃整備に使う化学薬品で 特に変った性質はありませんが、 Σは一定温度で青に変色する 性質があります。 (余談ですが、この温度は偶然にも 訓練所の完成日と同じ数字です。) |
Σが特異な現象を有している事から、 「クレメント系薬品」には 未知の性質が隠されていると 思われます。 今後、新たな特性が判明しましたら、 再度ご報告いたします。 |
5月13日 異様な臭気の漂うこの部屋… この蒸し暑さといい時折屋根を叩く スコールといい、かなり南にある 場所だという事は察しがつく。 二段ベッドの下にいる ボブという男が話のあう奴だったのは せめてもの救いだ。 |
5月16日 ボブから信じられない話を聞いた。 彼は、この施設のアルフレッドという 所長の元側近で、些細なミスをしたた めに、ここへ放り込まれたというのだ。 こんな所に居たら、奴に何をされるか 分かったもんじゃない。 |
5月20日 突然、軍服を着た連中がやって来て、 ボブをギロチン台の奥にある棟に 連行して行ってしまった。 明日の夜中そっと抜け出し、 ボブの様子を見に行こうと思う。 |
噂では、その不気味な棟に連行された 者は二度とそこから出てこれず、 その数日後、連行された人数分の 黒い袋が運び出されるというのだ。 ボブは、一体どうなるのだろう。 |
5月21日 あんな所へ行くんじゃなかった。 棟から聞こえてきたのは何者かの 不気味な笑い声と、 耳をつんざかんばかりのボブの悲鳴… 気が付くと私はベッドの上で丸まり、 体中に冷や汗を掻いていた。 やがて日が昇ったが、 それでもなお私の体は震え続けていた。 |
5月27日 あの日以来、部屋の仲間が次々と連行 されていき、残されたのは私ただ一人。 次はきっと私の番だ。 私達は、アルフレッドの奴に弄ばれ、 殺されるだけの玩具に過ぎなかったの だ。 今日もろくに眠れぬまま日が昇った。 また長い一日が始まる。 |
私の心の中には悪魔が棲みついている。 時折その悪魔が引き起こす激しい衝動 を私はおさえる事が出来ないのだ。 それは残酷な儀式…他人の苦痛に歪む 顔…悲鳴…激しく繰り返される痙攣… そして死に至る様を悪魔と鑑賞する。 |
アルフレッド様はそんな私を認めて下 さり、儀式の為の薬品を研究する設備 や拷問道具を用意して下さったのだ。 アルフレッド様の御厚意に背く事が あってはならない。特にあのお方と 私だけの秘密の聖域… この医療棟にある地下室のことは、 絶対に外部へ漏洩させてはならない。 |
お預かりしている聖域へのキーは肌身 離さず持ち歩いているが、万が一他人 の目に触れたとしてもそれがキーだと は到底想像できないだろう。 アルフレッド様の信頼を失う時、 私の人生も破局を迎えるのだから。 |
私がアルフレッド閣下にお仕えする ようになり、今年で4年目になる。 だが、例え側近であろうと閣下が気を 許される事はない。 今もなお、閣下の私邸に出入りする事 は固く禁じられている。 |
噂では、高台に建てられた閣下の私邸 で双子の妹であるアレクシア様と お二人で暮らされているそうだ。 私も、偶然私邸の窓辺に立つ人影を 二度ほどお見かけした事があるだけ だが、あの方が美しいと噂される アレクシア様なのだろう。 |
一度この件に関して閣下にお尋ねした 事があるが、 閣下の激しいお怒りをかってしまった。 閣下は側近といえども容赦なさらない 方だ。 これ以上の余計な詮索は私の命に かかわるだろう。 |
それにしても、なぜ閣下は アレクシア様との私生活を、 ひた隠しにされるのか、私には 不思議でならない。 ロバート・ドーソン |
12月22日 たたきつけるようなスコールの中 俺が暮らすロックフォート島に 赤い服の女が連れられてきた。 一体、彼女はどんな事を したというのであろうか。 長い間ここに、暮らしているが この刑務所に連れられた者は多く 生きたまま出て行く者はいない。 |
12月27日 砲声と火炎、怒号の中で 見なれぬ兵士達が武器を手に現れた。 ロックフォートの主が敵対する 組織に襲われたらしい。 赤い服の女の事が気になり刑務所に かけつけるが、すでに どこかに立ち去った後だった。 赤い服の女は、敵対組織に 関係した人物だったのだろうか。 |
軍事訓練所に向かう。 ロックフォートの主が赤い服の女を 執ように追いかけていた。 うかつにも近づき過ぎていた俺は、 もう少しでシャッターの下敷きになり あの世へ行くところだった。 しかし、持ち前のすばやさで 危機を逃れ、外へ出る事が出来た。 俺以外の奴ならこうは行くまい。 |
自爆アナウンスと非常シグナルが ロックフォートの最後を知らせた。 すべてがあの女の仕業なのだろうか? 俺は急いで脱出用の輸送機の格納庫に 向かった。 輸送機に向かう途中フェンスを破って 巨大な化け物が、女の前に現れた。 赤い服の女の事は気になったが 俺はかまわず先を急いだ。 |
爆発と吹き上げる火炎の中、 俺達を乗せた輸送機は、飛び立った。 その直後、あの巨大な化け物が 輸送機に乗り込んできた。 俺の命がけの協力もあって、 赤い服の女は、化け物を上空へと たたき落とした。 まったく、たいした女だ、 彼女が通った後に残るものは何も無い まさにバルキリー、破壊の女神だ。 |
なんてこった。輸送機の着いた先は 氷に閉ざされた、南極の輸送基地だ。 その上、先発した輸送機の乗員が T−ウィルスをばらまいて、全てが ゾンビ化した死者の世界になっている。 こんな所で、とても生きていけない。 早く脱出の手段を 見つけ出さなければならない。 赤い服の女と別れ、何か役に立つ物を 探すため基地を探し始めた。 |
暗がりの中で、休息をしていると 何者かが近づいてきたようだ。 奴はすぐそこに来ている。 扉は閉ざされ逃げ出す事が出来ない。 必死になって、扉をたたきつづけた。 すると、突如扉が開かれた。 俺は、わきめも振らず逃げ出した。 しかし俺はチキンではない、絶対に! 立ち止まり振りかえると そこには、赤い服の女が立って 俺を見ていた。 |
苦難の末、ホールから出てきた 金髪のサングラスの男の後をつけた 男は潜水艦に乗り込み、ここから 逃げ出そうとしているようだ。 今がこの白い恐怖の大地から 脱出する最後のチャンスに違いない。 俺は潜水艦のハッチが閉まる直前 もぐりこむ事に成功した。 死者の世界から開放され 欲望と権力の世界に戻ってきたのだ… D.I.J. |
12月27日 たたきつけるようなスコールの中 俺が暮らすロックフォート島に 赤い服の女が連れられてきた。 一体、彼女はどんな事を したというのであろうか。 長い間ここに、暮らしているが この刑務所に連れられた者は多く 生きたまま出て行く者はいない。 |
銃声と火炎の中、見なれぬ兵士達が 現れた。なにかが起きている。 刑務所に行くが、赤い服の女はいない。 俺は、軍事訓練所に急いだ。 いた。ロックフォートの主が、 執ように追いかけている。 うかつにも近づき過ぎていた俺は、 シャッターでつぶされるところだった。 しかし、持ち前のすばやさで 危機を逃れ、外へ出る事が出来た。 俺以外の奴ならこうは行くまい。 |
その後も俺は、赤い服の女を探した。 いた。公邸の前、赤い服の女だ。 その時、赤い服の女の背後から 金髪の男が、呼び止めると同時に 親しげに近寄り、話し始めた。 それは突然だった。金髪の男は 赤い服の女に襲いかかった。 助けなければ、俺は思った。 しかし、金髪の男は、消え去っていた。 あの金髪の男は何者だ。 赤い服の女とは、どんな関係なのか? |
自爆アナウンスと非常シグナルが ロックフォートの最後を知らせた。 俺は急いで輸送機の格納庫に向かった。 爆発と吹き上げる火炎の中、 俺達を乗せた輸送機は、飛び立った。 その直後、巨大な化け物が 輸送機に乗り込んできた。 俺の命がけの協力もあって、 赤い服の女は、化け物を上空へと たたき落とした。 まさにバルキリー、破壊の女神だ。 |
なんてこった。輸送機の着いた先は 氷に閉ざされた、南極の輸送基地だ。 その上、先発した輸送機の乗員が T−ウィルスをばらまいて、全てが ゾンビ化した死者の世界になっている。 こんな所で、とても生きていけない。 早く脱出の手段を 見つけ出さなければならない。 赤い服の女と別れ、何か役に立つ物を もとめて、基地を探し始めた。 |
暗がりの中で、休憩をしていると 何者かが近づいてきたようだ。 奴はすぐそこに来ている。 扉は閉ざされ逃げ出す事が出来ない。 必死になって、扉をたたきつづけた。 すると、突如扉が開かれた。 俺は、わきめも振らず逃げ出した。 しかし俺はチキンではない、絶対に! 立ち止まり振りかえると そこには、赤い服の女が立って 俺を見ていた。 |
ここはいったいどこだ。 でかいエレベーター扉と古い大砲の有る 部屋で俺は、どこへ行けばいいのか 途方にくれ、絶望的な気分だった。 そこに、また奴が現れた。 金髪のサングラスの男だ。 赤い服の女を羽交いじめにしている。 黒いベストの男が駆け込んできた。 金髪のサングラスの男は、 牢屋の奥に消え、男は後に続き 俺も急いで、その後を追った。 |
どちらも一歩も引かぬ、激しい戦いだ。 赤い服の女の知り合いの男も化け物か? このままでは、勝負はつかぬであろう。 突然の爆発が二人の勝負に水を差した。 今がこの白い恐怖の大地から 脱出する最後のチャンスに違いない。 俺は潜水艦のハッチが閉まる直前 もぐりこむ事に成功した。 死者の世界から開放され 欲望と権力の世界に戻って来たのだ… D.I.J. |
天才少女、10歳で有名大学を 首席卒業! 国際企業アンブレラ製薬は、 少女を主任研究員として招待! |
偉大な軍人になられたお兄様のお力で 栄光のアシュフォード家再興を果たし てください。 アレクシア・アシュフォード |
アルフレッド・アシュフォード所長殿 本日、16:32 アンブレラ輸送基地より大型B.O.W. カプセルを伴い無事到着しました。 輸送時には厳重な注意を払い到着後、 規程108項目のチェックはオール グリーンであることを確認しました。 現在は冷凍状態で保存してあります。 |
しかし、普段は特殊任務に赴くはずの 自分達が何故今回はたかだか氷漬けの カプセル1つを運ぶような任務に 回されたのでしょうか。 最高機密だとしても、輸送任務上、 内容物についての情報をある程度は いただきませんと安全を保証すること ができません。まして内容物が危険な ものなら、なお更です。 今後、このような任務の際には情報の 提供をお願いいたします。 |
それにしても、ここはあの頃と全く 変わっていないようです。 この軍事訓練所で過ごした日々が 懐かしく思い出されます。 自分達は本日、23:00より 別途任務に赴きます。 アンブレラ特殊工作部隊所属 HUNK |
10月30日 巨大企業アンブレラ製薬に入社して、 一生楽ができるはずだったのに、 こんな所で運送屋とは冗談じゃねえ。 配置転換願いを出したってのに、 奴ら完全に無視してやがる。 これじゃ監禁だ。仕事はきついし、 娯楽の一つも無いときてる。 死にたくなるぜ、まったく。 |
11月3日 突然、休暇が取り消された。 アルフレッド所長のミスで人手が 足りなくなったって話だ。 あの能無し所長、 俺達を物扱いしやがって、許せねえ。 |
11月5日 こんな所に8年も勤務してる物好きな 奴におもしろい話を聞いた。 ここの地下深くにある独房には、 10年も前から監禁されている奴が いて、そいつは”ノスフェラトゥ”と 呼ばれ恐れられてるそうだ。 バカげてやがる。 |
11月10日 真夜中に地の底から響いてくるような 不気味なうなり声で目を覚ました。 あんな噂話にびびってこんな夢をみる なんて我ながら情けねえ。 まあ、誰だってこんな所に監禁されて りゃおかしくもなるぜ。 |
私の父、エドワードは 同じ貴族出身のスペンサー卿と 協力して始祖ウィルスを発見し、 軍事利用の為の研究をかさねた。 やがて研究成果が出はじめ、 始祖ウィルスの変異体を総じて T−ウィルスと呼ぶようになった。 その研究をカモフラージュするために 父達はアンブレラ製薬を設立した。 |
息子の私は遺伝子工学が専門で、 父の研究をサポートするための 極秘プロジェクトを進めていた。 しかし、私の研究は難航しプロジェクト 半ばにして父は亡くなってしまった。 私の代で、T−ウィルスの研究に おいて他の研究者に大きく遅れを取り、 偉大なる始祖ベロニカから始まる アシュフォードの家名を地に 落としてしまった。 |
このままでは、アンブレラを スペンサーに支配されてしまう。 スペンサーに悟られぬ様、 プロジェクトを早急に進めなければ ならない。 |
私は全てを考慮し、南極の廃坑跡を 利用した輸送ターミナルに 大規模な最新研究設備を用意する事に した。 設備内には、今は亡きトレバーが 残した我が屋敷の設計図を基に 同じ部屋を造らせよう。 |
機密保持の為、 この極秘プロジェクトをコードネーム で呼ぶ事にする。 それは、私が再来を望んでやまない 美しきアシュフォードの始祖ベロニカ。 彼女の名にふさわしい研究結果が、 再びアシュフォードに 栄光をもたらすにちがいない。 |
アルフレッド様 突然手紙で御暇を告げねばならぬこと をお許し下さい。 |
思えばお父上であるアレクサンダー卿 の代からお仕えいたしまして、 長い間アシュフォード家と苦楽を ともにしてまいりました。予期せぬ 15年前の卿の失踪、アレクシア様の 命を奪った研究中の事故。 幼くして当主になられた アルフレッド様は、愛する肉親を 全て失われた悲しみで、 今にも壊れてしまわれそうでした。 |
何の力にもなって差し上げられない 自分の無力さ… この世を去ってお詫びしようかとも 思いましたが、 あちらで卿やアレクシア様に合わす 顔もございません。 アシュフォード家執事 スコット・ハーマン |
アレクシア、天才にして類まれなる 美しさを持つ私の妹。私のすべて。 私はアレクシアが望むならば どんな困難も乗り越え、私の命を 懸けても目的を果たすだろう。 アレクシアのため、父アレクサンダー の代で没落してしまったアシュフォード 家の再興を急がねばならない。 アレクシアと共にアシュフォード家の 栄光を取り戻すのだ。 |
再興を果たしたら、 高貴な者だけが集う宮殿を建てよう。 アレクシアを下賎の者どもの目に さらしてはならないのだ。 愛するアレクシアに生涯を捧げよう。 アレクシアは女王蟻の如くこの地上に 君臨し、私はアレクシアに仕える。 |
ああ、それこそが私の夢であり、 私のアレクシアに対する愛の証なのだ。 私はその為にこの世に生を受けた。 クズどもよ、アレクシアと私の足元に ひれ伏す日は近いのだ。 愛するアレクシアに捧ぐ アルフレッド・アシュフォード |
高台に建つアレクシアと私の屋敷へと つながる通路が、最近ひどく傷んで きている。 いくらアレクシアを下賎な者共の目に さらさぬ為とはいえ、 いつまでも原地人が造った地下水道など 使ってはいられない。 |
そうだ。 囚人共に橋を架けさせればいい。 アレクシアにふさわしい栄光へと つながるような橋を。 もちろん秘密を知った者は 後で全員始末するつもりだ。 |
橋が完成したら、 地下水道奥の扉さえ塗り固めれば、 入り口にはジオラマの仕掛けを施して あるので誰一人として気付くはずも ないだろう。 アルフレッド・アシュフォード |
長年に渡る研究により、 知能を司る遺伝因子を特定できた。 その因子の塩基配列を組み替える事に よって人工的に知能の絶対値を 操作する事に成功したのだ。 私は、偉大なる始祖の遺伝子を基に その因子を操作して、 代理母体の未受精卵に移植した。 |
予定外だったのは、 男女の双子が生まれてきたことだ。 男児の方は、普通よりは知能は高いが 天才ではなかった。 しかし、女児は史上類を見ないほど 天才的な知能を備えていた。 彼女は私が目指したもの、 まさに偉大なる始祖の再来だった。 |
二人の名は決めてある。 女児はアレクシア、 男児はアルフレッド。 アレクシアは、アシュフォードの名を 栄光の極みに高めるだろう。 アレクサンダー・アシュフォード |
1月30日 南極のホールには開かずの間がある。 何が隠されているのかは知らないが、 入る方法は分かっている。 私たち親子3人が身につけている アシュフォード家正統後継者の証、 あの3つの宝石を使えばいい。 問題は父上の証をどうやって手に 入れるかだ。 |
2月17日 遂に開かずの間に入る事に成功した。 まさかアレクシアと私の出生に こんな秘密が隠されていたとは…… 父が憎い。あの無能な父、 アレクサンダーが憎い。 私たちは、父の失敗の尻拭いの 産物だったのだ。 もう父には任せておけない。 アシュフォードの栄光は私たち 兄妹二人で取り戻してみせる。 |
私には、アレクシアがついている。 何も恐れる必要はないのだ。 3月3日 アレクシアが例の人体実験を 実行に移した。 無能な父も最後にアシュフォード家の 役に立てるのだから本望だろう。 あとは執事のハーマンに 悟られないよう、事を進めるだけだ。 |
4月22日 例の実験は失敗に終わった。 父は最後まで役に立たなかった。 しかも、危険な化け物になって 手が付けられないため、地下独房に 縛り付けて監禁した。 だが、アレクシアは何かをつかんだ 様子で、あろうことか自分自身を 実験体にすると言いだした。 |
そのためにアレクシアは15年間、 眠りにつかねばならないというのだ。 あの男のせいで私は15年もの間、 アレクシアに会う事が出来ない。 しかし、アレクシアは私を信用して 眠りにつく。 アレクシアを守れるのは私だけなのだ。 |
女王蟻の遺伝子に古代ウィルスの 名残を発見して以来、 蟻塚を作り蟻の研究に没頭している。 蟻の生態は、まさに理想的だ。 一つの蟻塚には、 一匹の女王蟻が君臨しており、 兵隊蟻や働き蟻は女王蟻の奴隷だ。 自らの命を女王蟻に捧げている。 |
女王蟻の死は、 即ち蟻塚そのものの破滅を意味する。 兵隊蟻や働き蟻は女王蟻がいれば、 いくらでも代わりが利くのだ。 まさに、私と他の愚民共との関係に ふさわしい。 |
スペンサーが発見した始祖ウィルスに 女王蟻の遺伝子を移植し、 理想的なウィルスの開発に成功した。 役立たずの父の体で実験をしてみたが、 予想通りウィルスの影響による細胞の 急激な変化に、肉体だけでなく脳細胞も 破壊されてしまった。 |
また、 体内に特殊な毒ガスが発生しており、 ブルーハーブでは効果が無いので、 万一のために解毒剤を作りB2の武器 ・薬品倉庫の薬品棚に保存しておいた。 |
想像以上のポテンシャルを秘めた、 このウィルスを T−Veronicaと 名付けることにした。 このすばらしいウィルスの力を 我が物にする方法を見つけた時、 私の偉大なる研究が完成するのだ。 アレクシア・アシュフォード |
女王蟻から採取した T−Veronica 研究すればするほど、 その秘められたポテンシャルには 驚かされる。 私は遂にウィルスを自分自身に移植し、 その力を得る方法をつきとめた。 父で実験した時の失敗を回避するには 低温でウィルスの活動をおさえ、 緩やかに細胞を変化させればいい。 |
私の計算では、 ウィルスに対する免疫を持ち、 共存できるようになるまで15年は かかる。 その間、私を守るのはカプセルと 忠実だが無能な兵隊蟻である 兄だけだ。 だが、絶大なる力を得る為には 多少の犠牲やリスクは止むをえない。 |
復活の時、私は女王として目覚める。 そして我が子らによって T−Veronicaが世界中に 放たれ、地球上の全生物が 私のしもべとなる。 そう、地球も私の蟻塚のように美しい 一つの生態系となるのだ。 アレクシア・アシュフォード |