狂怖の館のテキスト集


※スマホを横向きにした際に現れる、マーガレットからの注意文

冒頭
狂怖の館
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廃墟 事件 実体験        2017/01/18

あなたは耳にしたことがあるだろうか。
決して訪れてはいけない館のことを。

もう何年も前、ある館に住む家族が
突如、行方不明となった。
キッチンには、夕食の用意がそのまま残されており
館内には異常な量の血の跡があった。

その後もこの館付近では失踪事件が相次ぎ
近隣住民の中には、正体不明の姿に怯え
正気を失う者も出たという。

この館は「狂気」と「恐怖」が存在する場所、
「狂怖の館」と呼ばれるようになった。

私は噂の「狂怖の館」を見に行くことにした。

人里離れた山の中に、その館はあった。
長い間手入れがされておらず、
廃墟のような雰囲気を漂わせている。

とはいえ、実際に見てみると
「こんなものか」という思いがあった。

記念にスマホで館を撮影し、それで帰ろうとした。










ふと撮った館の写真を確認すると、

ぞわっと、嫌な感覚がした。


よーく見ると

二階の窓に人影が写っている。

こちらを見つめるシルエット。

ぱっと目線を上げて、

実際の窓を見るが誰もいない。

カーテンがかすかに揺れている。

恐怖心より好奇心が上回った。

私は鮮明に写せないかと、館の目前に近づいた。

しばらくカメラを向けて様子をうかがう。
背後から誰かの気配がする。

本能が、直感が訴える。

(これは、絶対に、やばい…)

私は、間違いであってくれと

ゆっくりと後ろを向く。


そこに

目をむいて睨みつける男がいた。



「おまえも…」

私は怪力に掴まれ、
後頭部に強い衝撃が走る。

朦朧とする意識の中で、
男に引きずられていくのが分かる。

私の記憶は、ここで途切れた。


本編 台詞・メッセージ

早く…逃げなければ…

“どこへ行く?! 逃がさんぞ!!”

“おい、君!”
Yahoo!アプリを――
インストール済みインストールしていない

“この扉は開かない…別の出口を探すんだ”
“この先、このまま進むのは危険だ。
何か力を貸してあげたいのだが…”
“そうだ。ヤフーのアプリをインストールしてあるなら、
きっと君のことを助けてくれるだろう”
そうだ! ヤフーのアプリをインストールしておくんだ。
きっと君のことを助けてくれるだろう”

“いいか、ヤフーのアプリのお知らせを見逃すなよ”

…ビデオ?


捕まる訳にはいかない!

錆びついてドアが開かない

ハァハァ… 早く逃げなきゃ…

隠れなきゃ…

今のうちに外へ…

“どこへ行くつもりだい?”


なんだこの映像は? まさかこの館で…

光…、出口だ!

鍵がかかっている…鍵を探さないと

電話? 助けを呼べるかもしれない!

“探しものは見つかった?”

…どこかで監視しているのか?

くそっ、出口の鍵はどこだ…
! Yahoo!                今
出口の鍵はこの部屋のどこかに隠されている

この部屋のどこかに鍵が?

出口の鍵を拾った

“お前も「家族」だ”

“ようやく起きたの? 夕食の時間だよ”
※「?」や「(スペース)」が半角だったり全角だったりするが、大体 原文ママ。
「!」は少し自信がない。
※アプリをインストールしていない場合、「いいか、ヤフーのアプリの〜」以降を読み進めることはできない。